泊発電所の概要
- 場所古宇(ふるう)郡泊村大字堀株(ほりかっぷ)村
- 出力1号機57万9千kW(1989年6月営業運転開始)
2号機57万9千kW(1991年4月営業運転開始)
3号機91万2千kW(2009年12月営業運転開始) - 型式加圧水型軽水炉(PWR)
- 燃料の種類低濃縮二酸化ウラン
主な設備の仕様
施設紹介
こちらのバーチャルサイトからも様々な設備や安全対策などをご覧いただけます。
原子炉建屋
原子炉格納施設、燃料取扱棟(使用済燃料ピット)などからなっています。
使用済燃料ピット…使用済燃料を一時貯蔵します。
- a.原子炉格納施設
原子炉建屋の中央にあり、原子炉格納容器とそれを覆うコンクリートの外部遮へいでできています。原子炉格納容器の中には、発電所の心臓部といえる原子炉容器、蒸気発生器などが設置されています。 - b.燃料取扱棟
新燃料と使用済燃料の貯蔵と取扱を行う設備が設置されています。
原子炉補助建屋
発電所の運転をコントロールする中央制御室や安全機器などが設置されています。
中央制御室…発電所全体を集中的にコントロールします。
タービン建屋
蒸気発生器でつくられた蒸気の力でタービン・発電機をまわし、発電する設備が設置されています。
放射性廃棄物処理建屋
放射性廃棄物をアスファルトやセメントで固める機器やドラム缶に詰める機器等が設置されています。
原子力教育センター
泊発電所の構内にある原子力教育センターでは、保修員、運転員および関連技術者に対して、実技を主体とした教育・訓練を行い、泊発電所の安全かつ安定運転の維持・向上に資する人材育成に努めています。
保修員の訓練
ポンプやモーター、制御装置など発電所の主な設備と同様の機器が設置されており、保修員や関連技術者の知識・技能の向上を目的とした教育・訓練を行っています。
1.機械関係
制御弁分解点検訓練の様子
左:蒸気発生器伝熱管検査装置
右:蒸気発生器模擬装置
左:テストループ設備
右:異常事象体感訓練装置
2.電気関係
発電機自動電圧調整装置
一次冷却材ポンプモータ上部軸受け
3.制御関係
原子炉制御・保護系計器ラック
放射線監視装置
運転員の訓練
中央制御盤を模擬したシミュレータを使い、実際の発電所と同じ状況での運転訓練が繰り返し行われています。
また、泊発電所の運転員は、福井県敦賀市にある原子力発電訓練センターでも訓練を受けています。
教育・訓練用シミュレータは、泊発電所の中央制御室と全く同じ模擬制御盤で、原子炉の起動・停止操作、万一の場合の各種異常事象に対しても適切な対応が出来るよう、実際に運転しているのと同じような臨場感をもって、繰り返し徹底した教育訓練ができます。このような訓練を行うことにより、運転員の技術を維持・向上させ、泊発電所の安全運転に寄与しています。
シミュレータの機能
- 運転状態から各種異常事象まで幅広い現象を、実際に生じる変化と同じように模擬することができます。
- プラントの系統を構成するポンプ、弁の特性を容易に変化させることが可能であり、これによって種々の事象を模擬できます。
- 制御室の制御盤の他、現場での操作等も模擬できる機能を持っています。
- 起動停止等のシミュレーションの経過は、再現が可能であり、訓練の反省等を効果的に行うことができます。
1・2号機用シミュレータ
3号機用シミュレータ
- 泊発電所1号炉廃止措置実施方針 [PDF:587KB]PDFファイルを開きます。
- 泊発電所2号炉廃止措置実施方針 [PDF:586KB]PDFファイルを開きます。
- 泊発電所3号炉廃止措置実施方針 [PDF:629KB]PDFファイルを開きます。
- 泊発電所原子力事業者防災業務計画 [PDF:2,100KB]PDFファイルを開きます。
小型無人機等飛行禁止法に基づき、泊発電所周辺が2016年5月23日に対象原子力事業所及び対象施設周辺地域(飛行禁止区域)に指定されました。これに伴い、泊発電所周辺地域の上空は、ドローン等の小型無人機等の飛行が禁止されています。