2050年カーボンニュートラル実現への挑戦
ほくでんグループが目指す姿
ほくでんグループは、2050年の北海道における「エネルギー全体のカーボンニュートラル」の実現に最大限挑戦します。
【環境目標】
- ほくでんグループのサプライチェーン排出量(スコープ1+2+3)について、2013年度比で2030年度に46%削減、2035年度に60%削減に挑戦していきます。
- 再エネ開発事業や脱炭素に向けたお客さまサポートや省エネのご提案、再エネである空気熱を活用したヒートポンプ機器などでの電化推進を通じて、2030年度に150万トン、2035年度に250万トンの排出削減に貢献していきます。

カーボンニュートラルに向けた移行計画
環境目標の達成に向けて、着実な脱炭素への移行を進めていきます。
北海道におけるカーボンニュートラルのイメージ
供給サイドでは非化石電源の導入を最大限進めるとともに、水素製造など脱炭素化に資する取り組みを進めます。
需要サイドでは電化拡大や水素等を利活用し化石燃料からのエネルギー転換を図ります。
カーボンニュートラルに向けた具体的な取り組み
供給サイドの取り組み
再生可能エネルギーの導入拡大
国内でも有数の豊富な自然エネルギー資源に恵まれた北海道の潜在力を活かして、これまで以上に洋上および陸上の風力発電、地熱発電、太陽光発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギー発電の導入拡大を進め、「2030年までに100万kW以上増、2035年度までに300万kW以上増(それぞれ開発規模ベース)」という目標達成に向け、取り組みを進めていきます。
風力発電
地熱発電

森発電所

森バイナリー発電所
(2023年11月運転開始)
太陽光発電

伊達ソーラー発電所

釧路望洋太陽光発電所
バイオマス発電

苫小牧市のバイオマス発電所
(2025年4月運開予定:イメージ図)
水力発電

新得発電所
(2022年6月運開)

層雲峡発電所1号機 水車ランナ更新
(2021年10月 1号機運開)
原子力発電の活用
火力発電所の経年化が進む中、北海道内における電力の安定供給を確保しつつ、低廉でCO2フリーの電気をお客さまへお届けするため、引続き、安全確保を大前提とした泊発電所の早期再稼働に向けて総力を挙げて着実に取り組んでいきます。
泊発電所
水素の利活用
国や北海道、各自治体、他企業とも連携しながら、北海道の豊富な再生可能エネルギーから水素を製造し、様々な分野で利用する「水素サプライチェーン」を構築していくほか、将来的には、北海道が水素社会のパイオニアとなることを目指していきます。
北海道における水素利活用の将来イメージ
水素製造設備が運用を開始(2023年5月)
当社は苫東厚真発電所の隣接地において、水素製造設備(1MW級水電解装置および水素出荷設備)の運用を開始しました。
今回設置した水電解装置は、北海道における寒冷地に対応した道内最大の装置です。運用開始後、設備の性能評価を一定期間行いながら水素を製造し、寒冷地における安定かつ効率的な製造の実現に向けて、運用・保守のノウハウ確立を図っていきます。
水電解装置
水電解装置建屋
火力発電の脱炭素化
2019年には環境特性に優れたガスコンバインドサイクル方式の石狩湾新港発電所(LNG)が運開しました。
今後も、安定供給確保、経済性、地球環境保全を前提に、経年化した石油・石炭火力発電所のフェードアウトを進めていくとともに、CCUSや水素・アンモニアの利活用など、革新的技術の活用も含めたあらゆる手段を総動員し、火力発電の脱炭素化に取り組んでいきます。
石狩湾新港発電所(LNG)
経年化石油・石炭火力の休廃止計画
(2022年6月現在)
需要サイドの取り組み
電化・省エネの推進
暖房や移動・輸送需要のための化石燃料の依存度が高いとされる北海道において、CO2削減に大きな貢献を果たすべく、電化拡大や省エネの推進などに取り組んでいきます。
ふらっとソーラー
新築住宅に太陽光発電設備を初期費用ゼロ円で設置いただけるサービスをご提供しています。


ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)コンサル
【ほくでんグループ一丸となりお客さまのご要望にお応えします】
ほくでんグループは省エネをはじめとしたエネルギーサービスをご提供しています。
詳しくは以下をご覧ください。
ネットワークに関する取り組み
次世代型電力ネットワークの構築【北海道電力ネットワーク株式会社の取り組み】
北海道は再生可能エネルギーの適地として、今後更なる導入拡大が期待されています。
カーボンニュートラルの実現に貢献できるよう、安定供給と再生可能エネルギーの導入拡大を両立すべく次世代型電力ネットワークの構築への取り組みを進めていきます。
再生可能エネルギー(北海道電力ネットワーク株式会社)別のウィンドウで開きます。
【詳細な資料は以下をご覧ください】