苫小牧発電所1号機の復旧について(最終報) |
2014年2月1日
苫小牧発電所1号機(所在地:苫小牧市、定格出力:25万kW、使用燃料:重原油・天然ガス)は、復水器※1への海水の漏れ込みの兆候※2を確認したことから、1月31日17時00分より上限出力を12万5千kWに抑制して点検作業を開始しました。
点検結果にもよりますが、復旧は2月1日となる見込みです。
苫小牧発電所1号機については、点検の結果、原因の特定に至らず、海水の漏れ込みの兆候も収まったことを確認したため、本日3時00分に上限出力の抑制を解除しました。
海水漏れ込みの兆候が収まった要因は、復水器細管の穴あき箇所に海水中の異物が入りこみ、穴がふさがれたものと推定しております。
なお、今回、原因の特定には至らなかったことから、不具合が再発する可能性があるため、再度海水漏れ込みの兆候があった場合でも、迅速に対応できるよう監視強化に努めてまいります。
お客さまには、これまで節電に対してご協力をいただき厚くお礼申し上げます。引き続き、節電への取り組みにつきまして特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
なお、本日の最大電力は午前3時台に想定しておりましたが、すでに経過していることから、昨日お知らせしたピーク時供給力などの需給状況の変更はいたしません。(でんき予報「本日の予報」の変更はいたしません。)
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※1
タービンで使用した蒸気を海水により冷却する熱交換器のこと。
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※2
復水器内部へ海水が漏れ込むと、ボイラーやタービンを循環する水に海水が混ざり、導電率が上昇することから、これにより海水の漏れ込みを判断する。