音別発電所2号機の復旧について(最終報) |
2013年2月20日
音別発電所2号機(所在地:釧路市、定格出力:7.4万kW、使用燃料:軽油)は、燃焼器※1の燃焼状態に異常を検出したことにより、1月11日1時5分に自動停止いたしました。
現在、原因を調査中ですが、早急に復旧に向けた対応を進めてまいります。
これまでの調査で、音別発電所2号機における燃焼器の燃焼状態が異常となったのは、燃焼器が損傷したことによるものと判明いたしました。
現在、早期復旧に向けて燃焼器の損傷原因究明を進めるとともに、ガスタービン本体他の点検作業を行っておりますが、他に異常がなければ2月下旬に復旧できる見込みです。
音別発電所2号機については、ガスタービン本体他の点検を行った結果、燃焼器の損傷以外に異常はなかったことから、損傷した燃焼器の取替えを行い、本日14時7分に復旧しました。
なお、燃焼器の損傷原因は、東日本大震災以降の運転頻度増加に伴う疲労損傷※2によるものと特定いたしました。
音別発電所2号機の復旧に伴い、本日の当社のピーク時供給力は611万kW、予想最大電力は530万kW、供給予備力は81万kWとなります。
お客さまには、これまで節電に対してご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
音別発電所2号機は復旧いたしましたが、伊達発電所1号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)が上限出力を28万kWに抑制していることから、発電設備のさらなる計画外停止や北本連系設備が停止した場合には、極めて厳しい状況になることも想定されます。
引き続き節電への取り組みにつきまして、一層のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
- ※1 燃焼器:
圧縮空気に燃料を吹き込んで燃焼させ、ガスタービンを回転させるための高温高圧の燃焼ガスをつくる装置。 - ※2 疲労損傷:
ガスタービンの起動停止による熱の影響や運転中の振動の影響によって、金属材料が損傷すること。
<本日(2月20日)の需給状況>
(単位:万kW)
変更後 | 変更前 | |
---|---|---|
ピーク時供給力 | 611 | 604 |
予想最大電力 | 530 | 530 |
供給予備力 | 81 | 74 |