苫小牧発電所1号機の復旧見通しについて(第2報) |
2012年8月29日
苫小牧発電所1号機(所在地:苫小牧市、定格出力:25万kW、使用燃料:重原油・天然ガス)は、定格出力運転中にガス再循環ダクト※の外装板の一部が赤く熱せられているのを確認したため、補修作業に向けて8月26日15時16分に停止しました。
復旧に向けましては、ガス再循環ダクト内部の温度低下を待って状態を確認し補修作業を進めるため、2日間程度の復旧期間を要する見込みです。ただし、当該箇所の状態によっては、復旧期間が延伸することも考えられます。
苫小牧発電所1号機は、ガス再循環ダクトを点検した結果、ダクトの一部に割れを確認し、現在、当該部の補修を実施しております。明日(8月30日)2時頃に復旧する予定です。
苫小牧発電所1号機の復旧に伴い、明日の当社のピーク時供給力は517万kW、予想最大電力は463万kW、供給予備力は54万kWとなります。
お客さまには、これまで節電に対してご協力をいただき感謝しております。
苫小牧発電所1号機は復旧の見通しが立ちましたが、現在、伊達発電所2号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)が発電出力を抑制していることから、引き続き節電への取り組みにつきまして特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
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ガス再循環ダクト:ボイラー排ガスの一部をボイラーに再循環させるダクトであり、このダクトを流れる排ガスの量を調節して、ボイラーで作られる蒸気の温度を調節する。
<明日(8月30日)の需給状況>
(単位:万kW)
ピーク時供給力 | 517 |
予想最大電力 | 463 |
供給予備力 | 54 |
【添付資料】
苫小牧発電所1号機 ガス再循環ダクトの概要図 [PDF:23KB]