燃料費等調整の方法
燃料費調整は、3カ月間の平均燃料価格を算定し、基準燃料価格(80,800円/kl)を上回る場合はプラス調整を、下回る場合はマイナス調整を行います。
離島ユニバーサルサービス調整は、3カ月間の離島平均燃料価格を算定し、離島基準燃料価格(79,300円/kl)を上回る場合はプラス調整を、下回る場合はマイナス調整を行います。
※特定小売供給約款により電気の供給を受けるお客さまにつきましては、平均燃料価格が121,200円/klを上回る場合は、121,200円/klを上限として算定します。
1. 燃料費等調整
(1)燃料費等調整単価
燃料費等調整単価=燃料費調整単価+離島ユニバーサルサービス調整単価
(2)燃料費等調整額の算定方法
燃料費等調整単価×使用電力量(kWh)
2. 燃料費調整
(1)平均燃料価格の算定
平均燃料価格=A×α+B×β+C×γ(100円未満四捨五入) |
- A:算定対象期間における1klあたりの平均原油価格 α:0.1874
- B:算定対象期間における1tあたりの平均LNG価格 β:0.0899
- C:算定対象期間における1tあたりの平均海外炭価格 γ:1.0036
α・β・γは、原油・LNG・海外炭の各平均価格から、原油換算の平均燃料価格を計算するための係数です。
(2)基準燃料価格
基準燃料価格 | 80,800円/kl |
(3)基準単価
低圧 | 17.3銭 |
- (注1)基準単価とは、平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の調整単価であり、消費税等相当額を含んでおります。
- (注2)上記の基準単価は低圧供給(従量制)の場合であり、これを基に、公衆街路灯Aなどの低圧供給(定額制)の場合についても、それぞれの契約に応じた基準単価を設定しております。
また、特別高圧供給または高圧供給の場合についても、それぞれの契約に応じた基準単価を設定しております。
(4)燃料費調整単価の算定
-
マイナス調整の場合
燃料費調整単価=
(80,800円/kl-平均燃料価格) × 基準単価
1,000 -
プラス調整の場合
燃料費調整単価=
(平均燃料価格-80,800円/kl) × 基準単価
1,000
※特定小売供給約款により電気の供給を受けるお客さまで、平均燃料価格が121,200円/klを上回った場合
燃料費調整単価=
(121,200円/kl-80,800円/kl) × 基準単価
1,000
(注)特定小売供給約款により電気の供給を受けるお客さまにつきましては、平均燃料価格が121,200円/klを上回る場合は、121,200円/klを上限として算定します。
3. 離島ユニバーサルサービス調整
(1)離島平均燃料価格の算定
離島平均燃料価格=A×α(100円未満四捨五入) |
A:算定対象期間における1klあたりの平均原油価格 α:1.0000
(2)離島基準燃料価格
離島基準燃料価格 | 79,300円/kl |
(3)離島基準単価
低圧 | 0.001 |
(注)離島基準単価とは、離島平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の調整単価であり、消費税等相当額を含んでおります。
(4)離島ユニバーサルサービス調整単価の算定
-
マイナス調整の場合
離島ユニバーサルサービス調整単価=
(79,300円/kl-離島平均燃料価格) × 離島基準単価
1,000 -
プラス調整の場合
離島ユニバーサルサービス調整単価=
(離島平均燃料価格-79,300円/kl) × 離島基準単価
1,000
※離島平均燃料価格が119,000円/klを上回った場合
離島ユニバーサルサービス調整単価=
(119,000円/kl-79,300円/kl) × 離島基準単価
1,000
(注)離島平均燃料価格が119,000円/klを上回る場合は、119,000円/klを上限として算定します。