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低レベル放射性廃棄物の処理・処分
低レベル放射性廃棄物の処理
原子力発電所から発生する低レベル放射性廃棄物には、「気体状のもの」「液体状のもの」「固体状のもの」があり、それぞれ次のように処理します。
気体廃棄物
気体状のものは、フィルターを通したり、減衰タンクやホールドアップ塔で放射能を十分減衰させたのち、安全を確認したうえで大気中に放出します。
液体廃棄物・固体廃棄物
液体廃棄物
液体状ものは、種類に応じて蒸発装置、洗浄排水処理装置などで処理します。濃縮廃液はアスファルトやセメントで固化、または焼却し、ドラム缶に詰めて発電所内の貯蔵庫で厳重な管理のもと保管します。浄化水はできるだけ再利用しますが、放出するものは、安全を確認したうえで冷却用海水とともに海中へ放出します。
固体廃棄物
可燃性のものは、焼却してドラム缶に詰めます。不燃性のもののうち、圧縮できるものは圧縮してドラム缶に詰め、圧縮できないものはそのままドラム缶に詰めたり、ドラム缶に入らない大きなものは梱包体にします。ドラム缶や梱包体は、厳重な管理のもと、発電所構内の貯蔵庫で保管します。
泊発電所から発生した放射性廃棄物の管理
泊発電所から発生した放射性廃棄物の管理状況について、ホームページ上でデータを公開しています。
放射性廃棄物のデータについて、詳しくは以下をご覧ください。
低レベル放射性廃棄物の埋設処分
ドラム缶に詰めた廃棄物は、原子力発電所敷地内の貯蔵庫に保管した後、青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)の「低レベル放射性廃棄物埋設センター」に運び、コンクリートピットに埋設処分します。
出典:電気事業連合会「放射性廃棄物Q&A」(2014年3月)、日本原燃株式会社ホームページ(2016年9月現在)