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プレスリリース 2016年度

平成28年度 泊発電所の安全性向上への取り組みについて

2016年6月17日

 泊発電所では、福島第一原子力発電所の事故後、これまでの設計想定を超える大規模地震・大規模津波等の自然災害や全交流動力電源喪失等の多重故障が発生した場合でも炉心損傷の防止、原子炉格納容器の破損防止、放射性物質の拡散抑制・影響緩和ができるように様々な安全対策を実施してきました。

 当社は、福島第一原子力発電所のような事故を決して起こさないとの強い決意の下、泊発電所の安全確保を経営の最重要課題と位置づけ、これまでの安全対策にとどまらず、リスク低減に一層取り組むため、平成26年6月に「安全性向上計画」を取りまとめ、毎年見直しを行っております。
 本計画は、残余のリスク※1を一層低減するためのものであり、新組織の設置等により強化したリスクマネジメント体制に基づき、確率論的リスク評価(PRA)※2等を活用することにより、網羅的にリスクを分析・評価し、継続的にリスク低減対策を検討・実施することとしております。

 また、平成27年1月28日に開催された原子力規制委員会と当社社長の意見交換会(議題:「安全文化醸成をはじめとした安全性向上に関する取り組みについて」)では、社長より、原子力には地域住民の皆さまの生活に深刻な影響を及ぼすリスクがあることを強く認識し、経営トップとして、福島第一原子力発電所のような事故を決して起こさないとの強い決意の下、泊発電所のより一層の安全性向上に取り組んでいくことをご説明しました。

 このたび、平成27年度の活動実績も踏まえ、平成28年度の「安全性向上計画」を別添のとおり取りまとめました。今年度の計画では、前年度の計画に加え、重大事故対応や原子力防災の面において、ハード面のみならずソフト面について充実・強化を図るなど、泊発電所の安全性の一層の向上を目指したものとなっております。
 具体的には、世界のエクセレンス※3を目指した取り組みとして、世界原子力発電事業者協会(WANO)、一般社団法人 原子力安全推進協会(JANSI)の評価・提言や海外の原子力事業者のエクセレンス事例を取り入れる活動を積極的に行います。
 また、重大事故(シビアアクシデント)対応を専門に行うSAチーム(略称SAT)を創設し、24時間体制で万一の事態に備える体制の整備を進めます。

 当社は、社長のトップマネジメントのもと、新規制基準への適合はもとより、自ら不断の努力を重ね、本計画に示す安全性向上活動を通して泊発電所の安全性をより一層向上させるとともに、道民の皆さまに泊発電所の安全性について一層のご理解を頂けるよう取り組んでまいります。

 本計画において取り組む活動の概要は以下のとおりです。

<安全性向上計画において取り組む活動の概要>

  1. リスクマネジメントの強化
  2. 確率論的リスク評価(PRA)の活用
  3. 包括的なリスクの分析・評価
  4. 安全性向上に向けた設備対応
  5. 教育訓練を通じた改善活動の実施
  6. 研究開発への取り組み
  7. リスクコミュニケーション活動への取り組み
  1. ※1残余のリスク
    安全対策により大幅に低減するが、完全に無くすことはできないリスクのこと。
  2. ※2確率論的リスク評価(PRA:Probabilistic Risk Assessment)
    施設を構成する機器・系統等を対象として、発生する可能性がある事象(事故・故障)を網羅的・系統的に分析・評価し、事故シーケンスを網羅的に摘出し、それぞれの発生頻度と、万一それらが発生した場合の被害の大きさとを定量的に評価する方法。
  3. ※3エクセレンス
    最高水準の安全性のこと。

【添付資料】

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