防潮堤

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防潮堤

発電所では、福島第一原子力発電所の事故を踏まえた自主的な取り組みとして、海抜16.5m、全長約1,250mの防潮堤を設置していましたが、新規制基準への対応を進める中で発電所の安全性をより一層高める観点から、地中の岩盤に直接設置する構造の防潮堤を新たに設置します。新たな防潮堤は、設計等に関して原子力規制委員会の審査を受けており、早期に設置できるよう対応しています。なお、既設防潮堤の撤去工事は2022年11月に概ね完了しており、現在は新たな防潮堤の設置に向けた準備工事を進めています。
新たな防潮堤を設置するまでは、水密扉により建屋入口と建屋内の重要な機器が設置されたエリアへの浸水を防止します。また、冷却が必要な燃料は全て海抜31m以上にある使用済燃料ピットに保管しており、万一の場合でも冷却が継続できる多様な手段を確保しています。