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電気の安全・安定供給

スウェーデンの研究とは?

Q

スウェーデンでは「送電線の近くでは小児白血病が多くなる」という研究があると聞いたが、どのような研究ですか?

A

送電線と小児白血病について調査した研究のひとつに、スウェーデン・カロリンスカ研究所のファイヒティング博士等が1992年に発表した「疫学研究」研究があります。

研究概要

この研究は、スウェーデンのカロリンスカ研究所のマリア・ファイヒティング博士等が、スウェーデンにおいて1960~1985年に220kVおよび400kVの送電線付近約300m以内に住んだことのある約43万人を対象に行った「疫学研究」です。

磁界と小児白血病との弱い関連性を示したもので、住んでいた場所の送電線からの磁界計算値が0.1μT(マイクロテスラ)未満の場合と比較して、0.2μT以上で小児白血病が2.7倍、0.3μT以上で3.8倍になる等との結果を報告しました。

なお、白血病以外の小児のがんや、成人の脳腫瘍・白血病との関連性は認められませんでした。

研究論文名:「スウェーデンの高圧送電線の近くに住む人達における磁界とがん」(1992年)

Q

この研究結果から「電磁界」は小児白血病やがんなどの疾病と関係があるといえるのですか?

A

この研究を評価した専門家らは、以下に示すような問題点を指摘しています。

磁界の計算値では関連性が認められたが、実測値では関連性が認められていない。
送電線以外の家庭電化製品等の磁界が考慮されていない。
一軒家の調査では関連性が認められたが、アパートの調査では関連性が認められていない。
小児白血病の症例が7人と少なく、統計的な精度が低い。

一般に、このような疫学研究の結果のみで、電磁界と、これらの疾病との関係が証明されたとはいえないとされています。

電磁界と健康影響との関係を調査するために、世界各国でいろいろな研究が行われています。

疫学研究は統計的な研究であり、カロリンスカ研究所で行われた研究もそのひとつですが、このような研究のほかにも動物や細胞などを使用した「生物学的研究」も数多く行われています。

これまでの疫学研究や生物学的研究を総合的に評価した関係機関の見解によると、「通常の居住環境における電磁界が人の健康に影響を与えることはない」等とされています。

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