高圧・低圧発電設備における周波数低下リレー(UFR)の整定値変更のお願い |
2020年4月
国の審議会「電力レジリエンスワーキンググループ※1」の中間取りまとめ(2018年11月27日)において、「今般の北海道における大規模停電において、ほぼ全ての風力発電所は地震発生直後に解列したことを踏まえ、主力電源化に向けて大量導入が見込まれる再生可能エネルギー(太陽光、風力)について、周波数変動への耐性を高めるため、周波数変動に伴う解列の整定値等の見直しを行う」との方針が示されました。
この方針に基づき、当社は電力広域的運営推進機関(以下、広域機関)および他の一般送配電事業者との検討結果を踏まえ、周波数変動の耐性向上に取り組んでいるところです。
発電設備を設置する事業者さまにおかれましては、発電設備の定期点検や機器リプレース等の機会を利用して、周波数低下リレー(UFR)※2の整定値変更を実施いただきますようご協力をお願いいたします。
- ※1総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 電力・ガス基本政策小委員会電力レジリエンスワーキンググループ
- ※2事故などで大規模発電所が停止し、供給力が不足した場合等により、周波数が整定値以下に低下した際に動作し、自動で発電機や負荷(需要)などを電力系統から切り離す装置
- 対象:電力系統に連系するすべての発電設備
- 変更をお願いするUFR整定値:検出レベル48.5Hz(FRT要件設備は47.5Hz)、検出時限2秒
当社は、今後も広域機関や他の一般送配電事業者と連携し、電力系統の更なるレジリエンス向上に取り組んでまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
UFR整定値をご確認の上、変更手続きについては管轄する当社事業所(配電担当)へご連絡をお願いいたします。
※「停電、電柱・電線などの設備に関するお問い合わせ」をご覧ください。
(参考)
広域機関ホームページにおいても、UFRの整定値変更に関する発電事業者の皆さまへのお願いが掲載されています。詳しくは以下をご覧ください。
別のウィンドウで開きます。発電事業者の皆さまへ 既連系発電設備における周波数低下リレー(UFR)の整定値変更のお願い(電力広域的運営推進機関ホームページ)