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プレスリリース 2022年度

再生可能エネルギーの導入拡大に向けたダイナミックレーティングシステム実証試験の開始について

2022年11月29日

 当社は、再生可能エネルギー(以下、再エネ)電源のさらなる導入拡大のため、住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区)と共同で、架空送電線(以下、送電線)ダイナミックレーティング(以下、DLR)システムに関する実証試験(以下、本実証)を開始しましたので、お知らせします。

 送電線の容量は、電線の仕様(材質・太さ等)と予め定めている気象条件(固定値)に基づき運用していますが、実際の送電可能量(送電線に流すことができる電気の量)は、送電線に流れる電気の量のほか、その時々の外気温や日射量、風速等の気象条件の影響を受けた送電線の温度によって変化しています。

 DLRは、鉄塔と送電線に取り付けたセンサで気象条件と送電線温度・電流を計測し、リアルタイムのデータに基づき送電可能量を設定・管理する技術です。送電線DLRシステムの導入により、送電線設備を増強することなく送電可能量の一時的な増加を見込むことができます。

 本実証では、送電線温度・電流を正確に測定できる住友電気工業製の送電線DLRシステムと、2014年から一部に導入している「潮流調整システム」※1を組み合わせることにより、送電可能量の増加と出力制御の頻度低減の効果について検証を行います。

 当社では、コネクト&マネージ※2の考え方を踏まえ、引き続き既存の設備を最大限活用しながら、再エネ電源設備のさらなる連系拡大と出力制御の頻度低減に努めてまいります。

  1. ※1送変電設備の潮流(電気の流れ)を常時監視し、系統混雑時に送電可能量を超過しないように出力制御の対象となる発電所へ制御信号を送信し、設備増強をせずに複数の発電設備の連系を可能とするシステム。
  2. ※2既存の送変電設備をできるだけ有効活用しつつ再エネを大量導入していくために、既存設備の空容量を柔軟に活用し、一定の条件の下で系統への接続を認めるもの。

<本実証の概要>

  1. 実証項目
    送電線DLRシステムを構成する機器の冬季環境下での安定動作確認・データ計測、測定データに基づく送電可能量の予測等
  2. 実証期間
    2022年11月~2023年10月(予定)
  3. 実証エリア
    稚内エリア(3箇所にDLRセンサ・気象センサを設置)
  4. DLRシステム
    住友電気工業製
    (DLRセンサ、気象センサ、集約装置、演算装置)

    潮流調整システムを除く

<ダイナミックレーティングシステムのイメージ図>

ダイナミックレーティングシステムのイメージ図

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