北海道エリアにおける広域需給調整の運用開始について |
2021年3月18日
当社は、一般送配電事業者9社(沖縄電力株式会社を除く)で検討を進めてきた調整力※1の相互活用(以下、広域需給調整)について、3月17日より運用を開始いたしました。
広域需給調整は、当社エリア以外の一般送配電事業者が確保する調整力も含めて相互に活用することで、効率的な調整力の確保とコスト低減を図るものです。
なお、広域需給調整は、需給調整市場※2を実現するための共通プラットフォームとして一般送配電事業者においてシステム開発を進め、2020年3月12日から順次運用を開始しています。
当社といたしましては、今後も引き続き、電気を安定的にお届けできるよう努めてまいります。
- ※1周波数制御および需給バランス調整等を実施するにあたり必要となる電源等
- ※22021年度に開設予定の一般送配電事業者が調整力を調達するための市場
(参考1)これまでの需給調整について
電気は需要と供給を常に一致させる必要があり、発電事業者および小売電気事業者等は、30分単位で発電電力量と需要電力量の計画と実績を合わせることが求められています。
しかしながら、発電事業者の電源トラブルや小売電気事業者の需要予測の誤差等により、発電および需要の実績が計画どおりにならない場合があり、これまではそれぞれの一般送配電事業者が自エリア内において調整力を発電事業者等から確保し、需給バランス調整を行っていました。
(参考2)一般送配電事業者のこれまでの対応状況
広域需給調整は、2020年3月12日に中部電力パワーグリッド株式会社、北陸電力送配電株式会社、関西電力送配電株式会社の3社で運用を開始以降、中国電力ネットワーク株式会社、九州電力送配電株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東北電力ネットワーク株式会社、四国電力送配電株式会社が順次開始しており、このたび当社も運用を開始することにより9社での運用となります。
【添付資料】
- PDFファイルを開きます。広域需給調整の概要について [PDF:733KB]