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原子力規制庁による泊発電所の令和7年度第3四半期原子力規制検査の状況について
2026年2月10日
本日、原子力規制庁より、令和7年度第3四半期における泊発電所の原子力規制検査※1の状況として、原子力規制検査報告書(案)が公表されました。
同報告書(案)にて示された「泊発電所3号機 連結送水管送水口※2及び消火ポンプの使用不可時における代替措置の未実施」の指摘に係る経緯および評価結果は以下のとおりです。
同報告書(案)は、今後事業者からの意見聴取プロセスを経て、後日開催される原子力規制委員会へ報告され、確定する見込みです。
【経緯】
泊発電所3号機で火災が発生した際には、通常、建屋内に設置している消火ポンプを使用して消火活動を行うこととしており、消火ポンプが点検等で使用できなくなる場合は、消防車を経由して屋外の連結送水管送水口から屋内消火栓へ送水することとしています。
本件は、連結送水管送水口周辺で実施した安全対策工事に伴い、2024年7月25日から2025年6月2日までの約10ヶ月間、当該送水口を使用した消火活動が実施できない状態であったことに加え、この期間のうち、2024年10月6日から10月11日までの6日間、点検作業に伴い消火ポンプ全台が使用できない状態であったにもかかわらず、代替措置が実施されていなかったことに対して、原子力規制検査にて指摘を受けたものです。
【原子力規制検査報告書(案)における評価結果】
- 安全重要度評価:緑※3
- 深刻度レベル評価:SLⅣ 通知なし※4
現在、連結送水管送水口および消火ポンプはいずれも使用可能な状態となっております。
また、今回の事象に対する原因究明および対策については、当社の改善措置活動の中で適切に対処してまいります。
- ※1原子力規制検査
原子力規制庁の検査官が事業者の保安活動全般を対象に、必要とする情報や場所に常時自由にアクセスできる環境下で監視・監督するもの。 - ※2連結送水管送水口
連結送水管の送水口は、泊発電所では消火ポンプの点検や故障により屋内消火水が確保できない場合に、消防隊が防火水槽などを水源として消防車から消防ホースを経由して建物内配管へ送水するための設備。 - ※3安全重要度評価「緑」
「安全重要度」は、原子力施設の安全確保に対する劣化の程度により「赤」「黄」「白」「緑」の順に区分される。安全重要度「緑」は、安全確保の機能または性能への影響があるが、限定的かつ極めて小さなものであり、事業者の改善措置活動により改善が見込める水準であるものに適用される。 - ※4深刻度レベル評価「SLⅣ」(SL:Severity Level)
「深刻度レベル」は、検査指摘事項等の深刻度に応じて「SLⅠ」「SLⅡ」「SLⅢ」「SLⅣ」の順に区分される。深刻度「SLⅣ」は、原子力安全上または核物質防護上の影響が限定的であるもの、またはそうした状況になり得たものに適用される。「通知なし」は、原子力規制庁による規制対応措置が不要であると判定されたもの。