緊急時対策支援システムへのデータ伝送復旧遅れに係る原因と対策について |
2019年4月4日
泊発電所では、原子力規制庁の緊急時対策支援システム※(以下「ERSS」という)に常時、プラントやモニタリング等のデータを伝送しております。
また、泊発電所の設備の点検作業等により一時的にERSSへのデータ伝送を中断する場合には、事前に原子力規制庁に点検予定表を提出してから点検作業を実施することとしております。今回、点検作業により2019年1月25日(金)9時00分から1月28日(月)21時00分までERSSのデータ伝送を中断することを事前に原子力規制庁へ連絡しておりましたが、当社社員が予定どおり点検作業を終了したにもかかわらず、データ伝送再開操作を行わなかったため、点検予定表に記載されていた作業終了時間である1月28日(月)の21時以降になっても、原子力規制庁へのデータ伝送が再開されていませんでした。
その後、1月28日(月)23時50分よりERSSへのデータ伝送を再開するとともに、原子力規制庁へデータ伝送再開について連絡を実施しております。
今後は同様な事象を発生させないよう、再発防止対策を徹底してまいります。※緊急時対策支援システム(ERSS)
原子力規制庁が、原子力発電所が正常に稼働しているかどうかを常時監視し、事故が起こった場合は、事故状態の確認・判断、今後の事故進展を解析・予測するためのシステム。これらの情報は原子力規制庁とオフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)へ送られ共有されている。
当社は、2019年1月28日に発生した「ERSSへのデータ伝送復旧遅れ」について、発生原因の究明を行い、再発防止対策を策定いたしましたので、お知らせいたします。
今後、同様な事象を発生させないよう、再発防止対策を徹底してまいります。
-
原因
- ERSSへのデータ伝送停止および伝送再開を確実に行うための管理の仕組みが十分でなかった。
- 伝送状態を識別できる表示がなかった。
- ERSSへのデータ伝送ができなかった場合の影響について認識が十分でなかった。
-
再発防止対策
以下の対策を実施することにより、ERSSへのデータ伝送停止および伝送再開が確実に行われるように改善いたします。- ERSSへの伝送停止および伝送再開の確認漏れを防止するためのチェックシートを作成し、上長の確認を受けた上で、伝送停止および再開操作を実施する運用に変更する。
- ERSSへの伝送状態を管理するための作業管理票を作成し、伝送状態を識別表示するための札をERSSへの伝送装置に直接貼付けることにより、担当者以外にも、作業の状況について情報を共有する。
- 執務室内にも日々のERSS点検作業予定や伝送状態を示した掲示板を設置する。
- ERSSへの伝送復旧遅れや不具合が生じた場合の影響の大きさについて再認識するため、関係者への教育を実施する。