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ほくでんからのお知らせ 2018年度

2018年6月15日 社長記者会見(東京)要旨について

2018年6月15日

 2018年6月15日に実施した社長記者会見(東京)の要旨について、以下のとおりお知らせいたします。

【会見要旨】

 当社におきましては、厳しい経営環境の下、この先の大型電源や連系線の運用開始、法的分離といった、大きな変化に適切かつ迅速に対応するため、2018年度から2020年度までの3年間を見据えた経営計画を、4月に策定いたしました。

 収支、そして財務基盤の強化に向け、収入拡大と効率化・コスト削減に鋭意、取り組んでいるところでありますが、本日は、さまざまな取り組みのうち、お手元の資料、2ページ目に記載のとおり、「電源の競争力と安定供給確保の取り組み」、「総合エネルギー事業の展開」、および、当社が開発した技術2点などについて、紹介させていただきます。

<電源の競争力向上と安定供給確保の取り組み>

 まず、「電源の競争力向上と安定供給確保の取り組み」として、新北本連系設備と、石狩湾新港発電所の建設状況についてご説明いたします。
 お手元の資料、3ページおよび4ページをご覧ください。

【新北本連系設備の建設状況】

 北海道と本州を結ぶ直流連系線である“新北本連系設備”を、建設していますが、現在、青函トンネル内へのケーブル敷設工事や、架空送電線工事、交流・直流変換所の建設工事などを、鋭意取り進めており、工事進捗率は、86.6%と、最終段階を迎えております。
 また、本年4月には、青森県今別町に、新北本連系設備の保守業務を担う、「今別ネットワークセンター」を設置し、来年3月に予定している運転開始に向けて、準備を進めております。

【石狩湾新港発電所建設工事】

 続きまして、5ページをご覧ください。
 当社初の、LNGを燃料とする「石狩湾新港発電所」でありますが、左上の写真のとおり、“発電所本館”が完成し、主要な発電設備の据付も完了いたしました。
 来年2月の営業運転開始に向けて、この10月からは“総合試運転”を実施する予定です。

 また、6ページの石狩LNG基地でありますが、8月にはLNG輸送船の第1船が入港し、No.3タンクにLNGを受け入れる予定となっています。

 石狩湾新港発電所は、既設火力発電設備の経年化への対応や、燃料種の多様化、電源の分散化に資するものであり、競争力のある、より一層バランスの取れた電源構成が実現します。

<総合エネルギー事業の展開>

 次に、「総合エネルギー事業の展開」についてご説明します。
 7ページをご覧ください。
 まずは、石狩LNG基地に受け入れたガス、LNGを利用する「ガス供給事業」についてです。

 当社は、提携先のエア・ウォーター様、岩谷産業様と、昨年4月以降、LNGをお使いのお客さま、他の燃料からLNGへの切り替えを検討されているお客さまなどを対象とした営業活動を、鋭意行っておりますが、今年8月以降に、タンクローリーでLNGをお届けする、いわゆる「液売り」を開始する予定です。
 まずは、年間で1万トンの販売量を目標にしているところですが、さらなる拡大を図り、収益の柱の一つとなるよう、取り組んでまいります。

 8ページの「トータルエネルギーソリューションの展開」についてでありますが、ほくでんグループの各社が持つスキルやノウハウを結集して、個別のソリューションのご提供だけではなく、ESP、“エネルギー・サービス・プロバイダ”事業などのトータルエネルギーソリューションを、強力に進めてまいります。

 現在、積極的な営業活動に取り組んでいますが、おかげさまで、多くのお客さまからお問い合わせをいただいており、お客さまニーズに着実にお応えできるよう、そして、実績を積み上げ、総合エネルギー企業として成長してまいりたいと考えております。

<当社が開発した技術(トピックス)>

 次に、当社が開発した技術2点についてです。
いずれも、以前、札幌の記者会見でご紹介したものですが、あらためて、ご説明申し上げます。

【配電設備復旧支援アプリ】

 1点目は、当社の社員が独自に開発した“配電設備復旧支援アプリ”です。9ページおよび10ページをご覧ください。

 9ページ上段に記載のとおり、このアプリは、作業の指示を出す「指令側」と「現場側」との情報連携をリアルタイムに、円滑に共有できるシステム構成により、作業の迅速化を図ることを、大きなねらいとして開発いたしました。

 このアプリを使用して「電柱番号」を入力すると、直ちに目的地までの道順が示されるほか、設備被害状況などの写真やメモを送信することにより、配電系統の状況を共有することができます。

 実際に、アプリを使用した作業の様子は、10ページの写真のとおりです。
 昨年8月から、全道の事業所で運用を開始しており、都市部以外においては、目印となるものが少ない北海道において作業員が迅速に目的地に到着し、円滑に作業を開始できるなど、効率的な業務運営や省力化に、大いに役立っているところです。

【じゃがいも緑化防止用照明装置】

 次に、11ページおよび12ページをご覧ください。“じゃがいも緑化防止用照明装置”「ポテライト」についてご紹介いたします。

 「じゃがいも」は、北海道が日本一の生産量を誇る農作物の一つであり、約半年間の長期貯蔵が可能なことから、北海道内には数多くの大型貯蔵庫があります。
 一方で、非常に弱い照明でも、緑色に変色し、食中毒の原因物質を作り出す特性があります。
 わずかでも緑色に変色したじゃがいもは出荷前に廃棄処分されることから、作業時も、貯蔵庫内をできる限り暗くしなければならないという課題がありました。

 この課題を克服するため、当社が保有する光利用に関する知見と、昭和電工様が持つ「LED製造技術」を基に、北海道内の企業様のご協力を得て、十分な明るさを確保しつつ、緑化を防止する照明装置を開発しました。
 「ポテライト」は、明るさを確保するための“白色LED灯”と、緑化を防止するための“赤色LED灯”で構成されており、これによって、11ページの写真にお示ししたとおり、貯蔵庫内の明るさを確保しつつ、じゃがいもの変色を防ぎ、品質を維持できるようになりました。

 おかげさまで、これまで「ポテライト」を導入いただいたお客さまからは作業の省力化や安全性の向上、収益向上など、その効果を高く評価いただいており、北海道内にとどまらず、全国から多数の引き合いがあるところです。

 当社は、今後も“北海道に根ざした企業”として、地域産業の活性化に貢献できるよう、各種の取り組みを進めてまいります。

<北海道150年事業>

 続きまして、13ページおよび14ページでありますが、今年は、「明治150年」の年、同時に「北海道」と命名されてから、150年目の節目の年であります。
 北海道では、周年事業が盛んに開催されていますが、当社も、お手元の資料に記載のとおり、さまざまな記念事業を展開しているところです。
  詳細は当社ホームページをご覧いただきたいと思います。

 当社は「北海道」という名を冠する企業として、今後も、創立以来変わることのない安定供給確保の責任を果たすとともに、北海道の発展に力を尽くしてまいります。

<泊発電所の再稼働>

 おしまいに、資料にはございませんが、泊発電所の再稼働に向けた審査状況について申し上げます。

 再稼働に向けた審査状況ですが、「発電所敷地内断層の活動性評価」につきまして、これまでの審査会合等において、当社の検討結果を説明しているところです。
 残る課題とあわせて、できるだけ早く原子力規制委員会のご理解を得られるよう、総力を挙げて取り組んでまいります。

 当社は、火力発電所の経年化が進んでいる中、北海道内における電力の安定供給を確保しつつ、競争力のある電源構成を早期に実現して、低廉な電気をお届けするために、安全確保を大前提とした泊発電所の早期再稼働に向け、ほくでんグループが総力を挙げて取り組んでまいります。

 私からは以上です。

【添付資料】

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