苫小牧発電所1号機の出力抑制および復旧について |
2017年12月4日
苫小牧発電所1号機(所在地:苫小牧市、定格出力:25万kW、使用燃料:重原油・天然ガス)は、復水器※1への海水の漏れ込みの兆候※2を確認したことから、昨日(12月3日)16時05分より上限出力を12.5万kWに抑制して点検作業を開始しました。
点検の結果、復水器の細管1本に海水の漏れ込み箇所を確認したため、これを施栓※3することにより補修を完了し、同日23時00分に復旧しました。
今冬の電力需給は、安定供給に最低限必要な供給予備率3%を確保できる見通しですが、発電設備の計画外停止等が重なった場合には、厳しい需給状況となる可能性もあります。
当社は、供給力の確保に向けて、今後も設備保全やパトロール強化に努めてまいりますが、お客さまには、引き続き無理のない範囲で、これまで取り組んでいただいている節電へのご協力をお願いいたします。
- ※1タービンで使用した蒸気を海水により冷却する熱交換器のこと
- ※2復水器内部へ海水が漏れ込むと、ボイラーやタービンを循環する水に海水が混ざり、導電率が上昇することから、これにより海水の漏れ込みを判断する
- ※3復水器細管の両端に金属の栓をすることにより、海水の漏れ込みを防止するもの
【添付資料】
- PDFファイルを開きます。苫小牧発電所1号機 復水器の概要図 [PDF:22KB]
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