伊達発電所1号機の定期事業者検査時期変更について |
2017年11月21日
伊達発電所1号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)は、ボイラー内部での蒸気漏洩の兆候を確認したため、12月23日21時44分に停止し、点検作業を開始しました。
現在のところ復旧は未定です。伊達発電所1号機については、点検の結果、ボイラーの節炭器管※2本に損傷(破孔およびき裂)を確認しました。また、損傷箇所から噴出した熱水により、近傍の管3本にき裂が、1本に減肉が生じていることを確認しました。
損傷箇所以外の節炭器管について点検を行った結果、多くの箇所で減肉が確認されたことから、節炭器管が全体的に腐食により減肉しているものと判断しました。復旧には節炭器管472本を全て取り替える必要があり、現在、新たな管の製造を進めています。
可能な限り早期の復旧に全力を尽くしてまいりますが、現時点では、復旧は今年11月下旬となる見込みです。伊達発電所1号機は、8月6日(日)から11月23日(木)の予定で、定期事業者検査を実施いたします。
また、伊達発電所1号機については、2016年12月23日からボイラー内部点検のため停止しており、引き続き、本定期事業者検査にあわせて節炭器管の取り替え作業を進めてまいります。
伊達発電所1号機は、定期事業者検査において、ボイラー内の水を循環させるポンプに損傷を確認したことから、当該ポンプの補修作業に伴い、以下のとおり定期事業者検査時期の見直しを行いました。
(変更前)8月6日(日)から11月23日(木)
(変更後)8月6日(日)から12月7日(木)
なお、作業の進捗状況により、停止期間が変更となる場合があります。
安定供給に万全を期してまいりますが、発電設備や北本連系設備の計画外停止が発生した場合には、厳しい需給状況となる可能性がありますので、お客さまには引き続き節電へのご理解とご協力をお願いいたします。
※ボイラー燃焼ガスで給水を予熱するためのボイラー内部にある伝熱管。ボイラー燃焼ガスで給水を予熱することで燃料の節約になる。