東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設に係る調査結果の報告について |
2016年3月31日
当社は、1月6日に、原子力規制委員会から受領した指示文書「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設に係る対応について」に基づき、泊発電所におけるケーブル敷設状態等の調査結果を取りまとめ、本日、原子力規制委員会へ不適切なケーブル敷設が無いこと、品質マネジメントシステムが安全機能に影響を与えるような工事が行われるおそれのある手順等になっていない旨の報告書を提出しましたのでお知らせします。
なお、原子力規制委員会からの指示の概略は、以下のとおりです。
- 既存の安全系ケーブル※1の系統間の分離※2の観点から不適切なケーブル敷設の有無の調査
- 安全機能を有する設備に対して、火災防護上の影響等、安全機能に影響を与えるような工事が行われるおそれのある手順等になっていないか、品質マネジメントシステム※3を検証すること
<東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設事象>
柏崎刈羽原子力発電所では安全系及び常用系に分離してケーブルを敷設する設計としていますが、系統間を分離する耐火性の板が倒れるなどして、設計どおりに分離されていませんでした。また、耐火性の板が倒れるなどにより、安全系間の区分分離が講じられていない状況であったため、火災防護上、適切な状況ではありませんでした。
- ※1:安全系ケーブル
安全上の重要度が高い設備(安全系)のケーブル - ※2:系統間の分離
多重化されている安全系の間及び安全系と常用系との分離 - ※3:品質マネジメントシステム
品質方針及び品質目標を設定するため、並びにその目標を達成するため、組織を指揮し、管理するためのシステム
【添付資料】
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