奈井江発電所2号機の出力抑制および復旧について

　奈井江発電所2号機（所在地：空知郡奈井江町、定格出力：17.5万kW、使用燃料：石炭）は、微粉炭機※1に石炭を供給する装置（給炭機）において不具合を確認したことから、6月30日19時30分より上限出力を15.5万kWに抑制して点検作業を行いました。
　点検の結果、給炭機の変速機※2内部の部品に損傷を確認したため、損傷部品の取り替えを行い、本日12時00分に復旧しました。

　当面の電力需給は、安定供給に必要な供給予備力を確保できると考えておりますが、奈井江発電所1号機（定格出力：17.5万kW、使用燃料：石炭）の計画外停止が継続しており、発電設備のさらなる計画外停止や北本連系設備の停止が発生した場合には、厳しい状況になることも想定されます。
　本日から、節電をお願いしたい期間が始まりました。お客さまにおかれましては、引き続き、無理のない範囲での節電にご協力をお願いいたします。

　なお、本日の予想最大電力は14時台を想定していたことから、昨日お知らせしたピーク時供給力などの需給状況に変更はありません。
（でんき予報「本日の予報」も変更はありません。）

1. ※1 ボイラーで燃焼する石炭を粉砕する機器
2. ※2 給炭機の回転数を増減して給炭量を調整する機器