苫小牧発電所1号機の出力抑制および復旧について |
2014年1月31日
苫小牧発電所1号機(所在地:苫小牧市、定格出力:25万kW、使用燃料:重原油・天然ガス)は、復水器※1への海水漏れ込みの兆候※2を確認したことから、1月30日22時45分より上限出力を12万5千kWに抑制して点検作業を行いました。
点検の結果、原因の特定に至らず、海水漏れ込みの兆候も収まったことを確認したため、本日6時30分に上限出力の抑制を解除しました。
海水漏れ込みの兆候が収まった要因は、復水器細管の穴あき箇所に海水中の異物が入りこみ、穴がふさがれたものと推定しております。
なお、今回、原因の特定には至らなかったことから、不具合が再発する可能性があるため、再度海水漏れ込みの兆候があった場合でも、迅速に対応できるよう監視強化に努めてまいります。
なお、本日の予想最大電力は17時台を想定していたことから、昨日お知らせしたピーク時供給力などの需給状況に変更はありません。
(でんき予報「本日の予報」も変更はありません。)
- ※1: タービンで使用した蒸気を海水により冷却する熱交換器のこと。
- ※2: 復水器内部へ海水が漏れ込むと、ボイラーやタービンを循環する水に海水が混ざり、導電率が上昇することから、これにより海水の漏れ込みを判断する。
【添付資料】
苫小牧発電所1号機 復水器の概要図 [PDF:21KB]
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