泊発電所における地質調査の実施について |
2013年4月18日
当社は、これまで泊発電所の耐震安全性評価に係る地質調査、地震動評価等を適切に実施し、施設の耐震安全性に影響を及ぼさないことを確認しており、その内容については、都度、国の委員会等で報告しております。また、昨年から原子力規制委員会で行われている新規制基準骨子案や審査ガイド案の審議状況についても注視してきたところですが、引き続き、当社といたしましては、泊発電所の一日も早い再稼働に向け、新規制基準に関する手続きにつきまして、迅速かつ的確に対応していく考えです。
先頃、公表された新規制基準の規則類では、適合審査に関する具体的な審査内容や審査期間等、不透明な部分はありますが、地震・津波の新規制基準案を踏まえても、現状の地震・津波に関する評価については、基本的には変らないものと考えております。当社は、これまでも必要に応じて最新の技術・手法を用いた調査等によるデータの拡充を図り、継続的に耐震安全性評価の信頼性の向上に努めてきたところですが、このたび、自主的に追加の地質調査を実施し、継続的な説明性・客観性向上に向けた取り組みとして地下構造等に関する更なるデータの拡充を図ることとしました。
追加の地質調査では、敷地および敷地周辺の地下構造に関する調査(地下構造調査)、敷地および敷地周辺の地質分布、地質年代等に関する調査(地質調査)、津波堆積物に関する調査(津波堆積物調査)を実施いたします。
【調査位置・調査方法】
- 地下構造調査
敷地内および敷地周辺において、ボーリング調査、地震観測等を実施。
- 地質調査
敷地内および敷地周辺において、ボーリング調査、剥ぎ取り調査等を実施。
- 津波堆積物調査
敷地周辺において、ボーリング調査等を実施。
【調査の時期】
- 必要な準備が整い次第、順次開始する予定。
当社は、泊発電所の地震・津波に関する安全性に関して今後も情報を収集するとともに、必要に応じて最新の技術・手法を用いた調査等によるデータの拡充を図り、信頼性の一層の向上に努めてまいります。