原子力安全・保安院からの指示文書「原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(追加指示)」の受領について |
2012年1月19日
本日、原子力安全・保安院より、東京電力株式会社福島第一原子力発電所内の開閉所における遮断器等が地震によって損傷を受けた事象の地震解析結果を踏まえた、原子力安全・保安院からの指示文書「原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(追加指示)」を受領しました。
指示内容は以下のとおりです。
【原子力安全・保安院からの指示内容】
原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、本日、平成23年5月16日付け平成23・05・16原院第7号「福島第一原子力発電所内外の電気設備の被害状況等に係る記録に関する報告を踏まえた対応(指示)」に対する追加報告を東京電力株式会社から受けた。
当該報告では、同発電所第1号機及び第2号機の開閉所の遮断器及び断路器の損傷原因の検討のため、開閉所において発生したと想定される地震動を解析モデルに入力し、地震動に対する機器の発生応力を解析したところ、当該機器の損傷原因は、発生したと想定される地震動が設計基準を超過したこと等であることが判明した旨が示されている。
当院は、一般電気事業者等に対し、同年6月7日付け平成23・06・07原院第1号「原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(指示)」において開閉所等の地震対策を指示しているところであるが、上記の解析結果及び損傷原因を考慮した上で、原子力発電所等の開閉所の電気設備及び変圧器において、今後発生する可能性のある地震を入力地震動に用いた耐震性の評価及び対策の追加的な実施を求めるとともに、その実施計画について、平成24年2月17日までに当院に対し報告することを求める。
当社は、昨年6月7日の原子力安全・保安院からの指示「原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について」を受けて、昨年7月7日に、「泊発電所の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(報告)」にて機器の耐震上の裕度を確認したことを中間報告しておりますが、本指示は本件に対する追加指示となるものです。
今後、本指示に従い詳細を検討するとともに、その実施計画について、平成24年2月17日までに原子力安全・保安院に報告致します。