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NISEKO生活・モデル地区「ニセコミライ」における集合住宅向けホームエネルギーマネージメントシステムの共同実証試験について
2024年7月25日
株式会社ニセコまち
株式会社Haiot
北海道電力株式会社
株式会社ニセコまちと北海道電力株式会社は2021年に包括連携協定を締結し、次世代に向けた「世界基準の持続可能なまちづくり」の構築に取り組んできました。
株式会社ニセコまち、株式会社Haiot(ハイオ)および北海道電力株式会社の3社は、北海道ニセコ町で新しい街区(まち)づくりを行う「ニセコミライ※1」において、「集合住宅向けホームエネルギーマネージメントシステム(以下、HEMS※2)共同実証試験」を開始します。本実証試験の期間は本年夏から2年程度を予定しています。
本実証試験は、高断熱・高気密な集合住宅に太陽光発電設備、エアコンやヒートポンプ給湯器等の省エネルギー設備および蓄電池・EV等の蓄エネルギー設備を設置し、街区(まち)全体での設備運用の最適化や卸電力取引所で取引されるスポット市場価格を想定する“変動型電力料金単価”等に基づく自家消費・蓄エネルギーの最適制御などの試験をニセコミライ居住者のご協力をいただきながら実施するものです。
再エネポテンシャルが高い北海道においては、中長期的に再エネ出力制御の増加が見込まれている中、エネルギー地産地消推進等により再エネを有効活用することが重要です。今回の集合住宅向けHEMS実証試験を通じて、ユーザのコストメリットを確保しながらCO2削減と再エネ有効利用促進による電力需給の安定を可能とする「最適なHEMS制御」や「新たなサービス・料金プラン」に関する知見を獲得してまいります。
株式会社ニセコまち | 本実証試験を含む事業の推進 |
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株式会社Haiot | 集合住宅向けHEMSの構築 |
北海道電力株式会社 | ヒートポンプをはじめとする機器の設置方策等、積雪寒冷地の知見を提供 |
- ※1ニセコミライ
ニセコ町の市街地に隣接する9haの敷地で、最大で450人程度が暮らす新しい街区(まち)づくりを株式会社ニセコまちが実施。ニセコ町の長年の地域課題であった住宅不足や産業を支える人手不足を解消し、地域内の経済循環を強化しながら、気候変動に対応するための省エネルギーと再生可能エネルギー導入を強力に促進する。 - ※2HEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)
主に住居内で使用している機器の運転状況を把握するとともにリモート制御等を行うシステム。当該施設における運転実績や天気予報等から電力負荷を予測するとともに、市場連動型等の電気料金やエコキュート等の貯湯スケジュールを考慮して居住者の介在を極力省いた自動制御を行う。
【添付資料】