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プレスリリース 2024年度

石狩湾新港発電所1号機への遠隔常時監視制御方式の導入について

2024年4月24日

 当社は、石狩湾新港発電所1号機(定格出力:56.94万kW、使用燃料:LNG)において、運転状態の監視・制御を発電所構外の制御所から行う「遠隔常時監視制御方式」の本格導入に向け、試運用を開始しましたので、お知らせします。

 電気保安の分野は、将来的な人材の高齢化・人材不足といった課題が顕在化しつつあり、当社は、これまでにHMD(ヘッドマウントディスプレイ)・自動巡視点検ロボットによる業務効率化※1や、IoT・AI技術の活用などDX(デジタルトランスフォーメーション)推進による運用高度化※2を進めてまいりました。

 課題に対する更なる取り組みとして、当社は、将来に向けた運転監視制御業務の品質の維持・向上を目的に、2021年4月の電気設備に関する技術基準を定める省令の一部改正施行※3により大型火力発電所へ導入が可能となった遠隔常時監視制御方式の活用により制御所の集中運用を進めてまいります。
 当初の導入対象は、デジタル化が進んでおり比較的低コストで移行が可能な石狩湾新港発電所1号機とし、2024年4月からの試運用を経て2024年度下期から本格運用する予定です。

 当社は、引き続き、新たな技術・知見を積極的に活用して発電所の運用高度化を推進し、効率的かつ安定的な運転に取り組んでまいります。
 さらに、将来的には、これらの取り組みを通じて獲得した技術を活用し、地域の他社発電設備やごみ焼却設備、上下水処理設備等の監視制御業務についても、当社の発電所から遠隔で集中運用するサービスを提供するなど、地域産業の生産性向上と社会の持続可能な発展に貢献できるよう、努めてまいります。

  1. ※1

    HMD(ヘッドマウントディスプレイ)・自動巡視点検ロボットによる業務効率化

    <HMD(ヘッドマウントディスプレイ)>

    頭に装着する表示装置の総称。ゴーグル型、ヘルメット型、眼鏡型などがある。カメラやセンサー、ディスプレイが付属しており、様々なデジタルコンテンツ(指示内容や操作対象等)を表示したり、操作することができる。

    <自動巡視点検ロボット>

    あらかじめ設定したルートを自動で走行し、ルート上の設備を自動で点検するロボット。カメラや各種センサー(温度、振動、音響、漏洩等を検知)などを装備しており、現場の様々な情報を中央操作室等へ伝送する。

  2. ※2

    IoT・AI技術の活用による運用高度化

    東芝エネルギーシステムズ株式会社のプラント監視ソフトウェア「EtaPRO™(エタプロ)」を活用し、発電所の各設備に設置されているセンサーから得られる運転データをもとに、IoT・AI技術により算出された本来あるべき運転状態(期待値)と現在の運転状態(実測値)を比較することで、主要設備の不具合や性能低下の兆候を検知する。

  3. ※3電気設備に関する技術基準を定める省令の一部改正施行(2021年4月)
    情報伝送技術・自動検知技術等の進歩、電力用機器・保護装置の信頼性の向上等を背景として、従来大型火力発電所に義務付けられていた発電所構内の制御所からの常時監視制御について、一定の法令要件を満たし事業者による適切なリスク評価・検討を実施するとの条件のもとで発電所構外からの遠隔監視制御による運用が可能となった。

<遠隔常時監視制御方式のイメージ>

遠隔常時監視制御方式のイメージ

<石狩湾新港発電所でのDXに関する取り組み>

石狩湾新港発電所でのDXに関する取り組み

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