札幌市清掃工場の余剰電力を活用した札幌市営地下鉄への電力供給の開始について |
2024年3月8日
当社は、札幌市が実施した「道内自治体との連携による再エネ電力導入事業(以下、「本事業」)」に係る公募型企画競争(プロポーザル)に応募し、連携協定締結候補者に選定されました。
当社は、関係する皆さまと協議・検討を重ね、2月14日、札幌市と本事業に係る協定を締結しました。
当社は、2024年4月1日より、札幌市の3つの清掃工場(白石清掃工場・発寒清掃工場・駒岡清掃工場)で発電された電力の余剰分を活用し、札幌市の地下鉄3路線(南北線・東西線・東豊線)へ供給しますので、お知らせします。
当社は、豊富な再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)資源を有する北海道内の自治体が、当該自治体内で再エネ電力を地産地消したうえで、余剰電力を札幌市で有効活用する「道内自治体との連携による再エネ電力導入事業」に係る連携協定を札幌市と2024年2月14日に締結しました。今回、当該事業の一環で、札幌市の脱炭素化に資する取り組みとして、清掃工場の余剰電力を当社が買い取り、送電網を介して地下鉄3路線へ供給します。
地下鉄3路線の消費電力量は約1億2,000万kWh/年であり、今回の取り組みを通じて約8,500万kWh/年を供給します。この取り組みにより、地下鉄3路線における消費電力量の約70%を脱炭素化し、従来比で年間約45,000トンのCO2の排出を削減(一般家庭約10,000世帯相当)できます。
【スキームのイメージ図】
当社は、今後も脱炭素社会の実現に向けて各施策を積極的に推進し、脱炭素化と経済の活性化や持続可能な地域づくりを同時に進める「ゼロカーボン北海道」の実現に貢献していきます。