プランツラボラトリーと北海道電力が省エネ型屋内農場システムを導入した小型植物工場事業を開始
～北海道の食と観光の振興に貢献するために業務提携～

　プランツラボラトリー株式会社（以下「プランツラボラトリー」）と北海道電力株式会社（以下「北海道電力」）は、北海道の食と観光の振興に貢献するために業務提携し、省エネ型屋内農場システム「PUTFARM」を導入した小型植物工場事業を開始しますので、お知らせします。

　北海道の農業は、現状、広大な土地を活用した露地栽培が盛んですが、人口減少や高齢化の進展により、農業従事者の確保や作業環境の改善が必要となっていきます。また、フードロスやフードマイレージの削減といった環境ニーズも高まりつつあります。本事業は、こうした課題の解決に向け、プランツラボラトリーと北海道電力が業務提携することで、北海道における植物工場の普及・拡大を図っていくものです。

　プランツラボラトリーが東京大学と共同開発した省エネ型屋内農場システム「PUTFARM」は、天候などに左右されず、農薬を使用せずに通年で安定して野菜やハーブなどを栽培できることが特徴です。また、栽培装置が小型かつ軽量で消費地の近くに設置可能なため、新鮮で取れたての野菜やハーブをいつでもお届けすることができるとともに、フードロスやフードマイレージの削減といった環境ニーズにも応えられるものです。さらに、独自の節水栽培技術により使用する水の量が極めて少ない環境に優しい設計となっています。
　この度、北海道初の「PUTFARM」を導入した小型植物工場事業として、環境意識の高い欧米などからの観光客が多い北海道ニセコエリアで事業を開始します。

【省エネ型屋内農場システムを導入した小型植物工場の概要】

所在	北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目2番地1（倶知安駅建物内）
面積	129m2
名称	LEAFRU FARM 倶知安ニセコ
生産品目	グリーンリーフ、ミズナ、ハーブ類　ほか
主な販路	ニセコエリアの宿泊施設など
初回出荷	2024年2月予定

【「PUTFARM」を導入している植物工場の様子】

　今後は、プランツラボラトリーの有する豊富な知見・ノウハウと、北海道電力の事業基盤を掛け合わせ、「PUTFARM」を活用した以下の取り組みを通じ、北海道の食と観光の振興に貢献してまいります。

• 新鮮かつ環境価値の高い野菜やハーブの供給を、ニセコエリア以外の観光地に拡大
• 観光地における農業体験プログラムの実施
• 植物工場産の野菜などを原料とした各種加工品の開発
• 畜産向けなど「PUTFARM」の用途拡大に向けた各種検討

　北海道電力は引き続き、「北海道の持続的な発展こそがほくでんグループの事業基盤になる」との認識のもと、北海道内外スタートアップ企業への出資や協業による事業共創を通じて、エネルギー分野にとどまらず様々な分野における社会課題の解決や地域の発展に一層貢献してまいります。

【両社の概要】

プランツラボラトリー株式会社（別のウィンドウで開きます。https://www.plantslaboratory.com/）

• 代表取締役：湯川　敦之
• 本店所在地：東京都西東京市田無町三丁目3番25号

北海道電力株式会社（https://www.hepco.co.jp/）

• 代表取締役社長執行役員：齋藤　晋
• 本店所在地：北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地

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