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プレスリリース 2019年度

苫東厚真発電所4号機におけるボイラー保守技術高度化システムの導入について

2019年12月2日

北海道電力株式会社
株式会社IHI

 本日、北海道電力株式会社(以下、北海道電力)と株式会社IHI(以下、IHI)は、IHI製ボイラーを採用している苫東厚真発電所4号機において、ICT※1を駆使したボイラーの運転監視と寿命評価の精度向上ならびに保守計画の最適化・省力化が可能となる「ボイラー保守技術高度化システム(以下、本システム)」を導入いたしましたので、お知らせします。

【本システムの概要および導入効果】

  1. 運転監視の精度向上
     ボイラー内の温度計を従来の約6倍に増設し、温度分布の把握精度向上を図るとともに、運転データ等を基に、これまで把握できなかった箇所の温度を補間※2のうえ、3D表示させることで、ボイラーの運転状態を直観的※3に認識することを可能にしました。
  2. 寿命評価の精度向上
     1. により得られる詳細な温度データのほか、ボイラー構造のデータや蒸気温度などの各種運転データを用いて、配管1本1本に加わる熱や力(応力)を解析することにより、ボイラー配管の寿命評価の精度向上を図り、不具合が発生する可能性が高い箇所を予測できるようにしました。
  3. 保守計画の最適化・省力化
     従来、過去の膨大な保守履歴の確認作業に多大な時間と労力がかかっていましたが、過去の検査・修繕実績、不具合履歴をデータベース化し、保守計画業務の省力化を図りました。また、これらのデータを、ボイラーの3D画像で色分けして表示することで、保守すべき箇所を抜け漏れなく容易に把握することを可能にしました。

 今後、本システムを苫東厚真発電所2号機へ展開するとともに、将来的にはAI等の技術を適宜取り入れていくことにより更なる保守技術の高度化を図ってまいります。

 IHIは、ボイラーの最適運転状態を維持した効率的で安定した運転ができるよう支援に取り組んでまいります。また、北海道電力は、本システムの運用により業務の効率化を進めながら、基幹電源である苫東厚真発電所の一層の安定運転に取り組んでまいります。

  1. ※1Information and Communication Technologyの略。コンピュータやインターネットなどを活用した情報通信技術のこと。
  2. ※2計測して得られた数値を使って、まだ分からない部分の数値を求めたり、近似できる関数を決めたりすることを言う。本システムにおいては、ボイラーの各種運転データ、燃料性状およびボイラー構造データなどからコンピュータを駆使してボイラー内部の高温部の理論的温度を算出。
  3. ※3判断、推理などによらないで、物事を直接的にとらえるさま。

【添付資料】

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