プレスリリース 2018年度 北斗今別直流幹線(新北本連系設備)の架線工事におけるヘリコプターからの運搬物落下に関する原因と対策について |
2018年8月28日
北海道電力株式会社
中日本航空株式会社
2018年8月21日12時12分頃、北海道電力株式会社の北斗今別直流幹線の架線工事において、協力会社である中日本航空株式会社がヘリコプターによる運搬作業中、工事に使用する電線束(2束・約65kg)が落下する事象が発生しました。
落下場所は、北海道松前郡福島町字美山付近の山中で、けが人や、周辺設備の損壊はないことを確認しました。また、落下した電線束は回収済みです。
原因は、現在調査中です。
調査の結果、下記のとおり推定原因と再発防止策を取りまとめましたので、お知らせします。
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調査結果
- (1)概要
中日本航空がヘリコプターを用いて、工事現場とヘリコプター基地間で、工事用の資機材を運搬していたところ、網状のモッコ(ネット)で荷物を吊り下げ運搬中、経路上の山中に電線等(電線2本とブルーシート1枚を含む・約68kg)が落下しました。 - (2)離陸時の吊荷状態
地切り時※1の吊荷状況の確認を行った際、当該荷物(電線等)が45度程度傾いており、想定していた荷姿ではありませんでしたが、荷吊り用ワイヤーに張力がかかっていたことから、運搬可能と判断しました。 - (3)落下時の状況
当該荷物(電線等)の目通し※2箇所に荷重がかかったため、モッコ吊用ロープに荷重がかからなくなり、モッコ吊用ロープの結び目が緩んで隙間が生じ、中の荷物が落下しました。
- (1)概要
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推定原因
荷降ろし場所に安全に降下可能な長吊輸送※3とするため、3個の荷物のワイヤーをそれぞれ延長すべきところ、1個の荷物(資機材)に必要な長さのワイヤーが、地上作業員の誤認により延長されず、本来吊り上げたときの支点以外の箇所に荷重がかかり、吊荷のバランスが大きく崩れ、当該荷物(電線等)が落下しました。 -
再発防止策
- 【対策1】作業前の打合せにおいて、地上作業の役割を明確にし、すべての作業員が当日の作業内容、安全上の留意点等の必要事項を理解してから作業を開始することをあらためて徹底します。
- 【対策2】吊荷状態の確認(フックにかかった状態、水平な状態《ワイヤーが片利きになっていない》、バランス、長吊り方法、目通しなど)を確認してから輸送を開始することをあらためて徹底します。また、地切り時に吊荷状態に問題がある場合は、一度荷を降ろし、再度やり直すことをあらためて徹底します。
- 【対策3】全てのモッコでの吊荷は荷姿に関わらず、掛けモッコ※4(ネット)またはモッコの隙間の固縛、いずれかの落下防止対策を講じることをあらためて徹底するとともに、対策を施していない荷物は、輸送を行いません。
- 【対策4】全作業員へ本事象に伴う再発防止対策の教育をあらためて実施します。
北海道電力および中日本航空は、今後、同様の事象を起こさないよう、他の協力会社と連携のうえ、策定した対策を確実に実施することで、再発防止に努めてまいります。
- ※1地切り時:荷物を地上から吊り上げる際、地表から離れた時点をいう
- ※2目通し:荷物が大きく揺れることを防ぐため、隣の荷物のワイヤーをモッコに通すこと
- ※3長吊輸送:荷降ろしする場所に、立木等がある場合、現場状況に合わせワイヤーを足し輸送すること
- ※4掛けモッコ:荷物の上からモッコを被せること
【添付資料】
- PDFファイルを開きます。1. 推定原因について [PDF:60KB]
- PDFファイルを開きます。2. 再発防止策の概要 [PDF:260KB]
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