砂川発電所3号機、知内発電所2号機および伊達発電所1号機の復旧見通しについて(いずれも第2報) |
2016年6月27日
砂川発電所3号機(所在地:砂川市、定格出力:12.5万kW、使用燃料:石炭)、知内発電所2号機(所在地:上磯郡知内町、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)、伊達発電所1号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)の復旧見通しについて、以下のとおりお知らせいたします。
<砂川発電所3号機の定期事業者検査期間延長>
砂川発電所3号機は、4月1日から7月14日の予定で、定期事業者検査を実施中です。
低圧タービン入口配管の伸縮継手※1に損傷を確認したことから、定期事業者検査の期間を7月28日まで延長し、損傷した伸縮継手の取替えを行います。
<知内発電所2号機の出力抑制期間>
知内発電所2号機は、5月29日から、ボイラー給水ポンプから水の漏洩を確認したため、上限出力を26.3万kWに抑制のうえ点検・補修作業を実施中です。
点検の結果、ボイラー給水ポンプの軸封部※2に損傷を確認したことから、当該軸封部の取替えを行います。復旧は7月22日頃の見通しです。
<伊達発電所1号機の停止期間延長>
伊達発電所1号機は、6月4日から6月5日の予定で、ボイラー付属弁に係る点検作業他のため停止しておりましたが、ボイラー内部にある蒸発管※3から水の漏洩を確認したため、停止期間を延長し、蒸発管の点検作業を実施中です。
点検の結果、蒸発管4本に損傷(破孔)を確認したため、当該蒸発管の取替えを行うとともに、損傷管以外についても点検を行っております。
今後の作業状況にもよりますが、復旧は8月中旬の見通しです。
<今夏の電力需給見通し>
今夏(7月~8月)の電力需給につきましては、砂川発電所3号機の定期事業者検査期間延長、知内発電所2号機の出力抑制、伊達発電所1号機の停止期間延長により、供給予備率が7月は7.6%、8月は18.3%となる見通しです。
【今夏の電力需給見通し】
(単位:万kW)
7月 | 8月 | |
---|---|---|
需要 | 413 | 428 |
供給力 | 445 <476> |
506 <515> |
供給予備力 | 32 <63> |
78 <87> |
供給予備率 (%) |
7.6 <15.1> |
18.3 <20.2> |
- 上段:現時点における今夏の電力需給見通し
- 下段:2016年4月8日に当社が発表した今夏の電力需給見通し
安定供給に万全を期してまいりますが、発電設備や北本連系設備の計画外停止が発生した場合には、厳しい需給状況となる可能性がありますので、お客さまには引き続き節電へのご理解とご協力をお願いいたします。
- ※1伸縮継手:温度変化による配管の膨張・収縮を吸収する、蛇腹(じゃばら)状の金属管
- ※2軸封部:ポンプの回転軸と静止部の隙間から水が漏れ出るのを防ぐ部位
- ※3蒸発管:ボイラー側面の壁に設置されている、蒸気タービンを回すための蒸気を加熱する管
【添付資料】
- PDFファイルを開きます。添付資料1:砂川発電所3号機の概要図 [PDF:15KB]
- PDFファイルを開きます。添付資料2:知内発電所2号機の概要図 [PDF:16KB]
- PDFファイルを開きます。添付資料3:伊達発電所1号機 ボイラーの概要図 [PDF:31KB]