伊達発電所1号機の点検結果および復旧見通しについて(第2報) |
2016年5月16日
伊達発電所1号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)は、4月16日から5月8日の予定で、ボイラー管の洗浄作業他のため停止いたします。
伊達発電所1号機については、ボイラー管の洗浄作業他のため停止しておりましたが、洗浄作業中にボイラー管から洗浄液が漏洩していることを確認しました。その後の点検において、ボ イラー内部にある蒸発管※11本に損傷(破孔)を確認したため、損傷管の取り替えを行うとともに、今後、停止期間を延長し、損傷箇所以外の蒸発管について点検を実施します。
現在のところ復旧は未定です。
伊達発電所1号機については、点検の結果、破孔を確認した蒸発管1本の他に、蒸発管2本に損傷(膨出)を確認しました。
損傷の原因は、蒸発管が局所的に加熱したことによるクリープ損傷※2と推定しています。
損傷した蒸発管3本については取り替えを完了しており、損傷箇所以外の蒸発管についても点検を行い、異常が無いことを確認したため、現在、復旧に向けた作業を進めております。
今後の作業の進捗にもよりますが、復旧は5月22日頃となる見込みです。
安定供給に万全を期してまいりますが、発電設備や北本連系設備の計画外停止が発生した場合には、厳しい需給状況となる可能性がありますので、お客さまには引き続き節電へのご理解とご協力をお願いいたします。
- ※1ボイラー側面の壁に設置されている蒸気タービンを回すための蒸気を加熱する管。
- ※2金属材料が高温下において時間の経過とともにひずみ(膨出)が進行し、材料の一部にき裂を生じて破断に至る現象。
【添付資料】
- PDFファイルを開きます。伊達発電所1号機 ボイラーの概要図 [PDF:106KB]
本文ここまで。
ここからカテゴリ内メニューです。
カテゴリ内メニューここまで。