伊達発電所1号機の復旧について(最終報) |
2015年9月24日
伊達発電所1号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)は、復水器※1への海水の漏れ込みの兆候※2を確認したことから、9月23日7時00分より上限出力を17.5万kWに抑制して点検作業を開始しました。
点検結果にもよりますが、早ければ9月23日中にも復旧できる見込みです。
伊達発電所1号機については、点検の結果、原因の特定に至らず、海水の漏れ込みの兆候が収まったことを確認したため、9月23日22時10分に上限出力の抑制を解除しました。
海水漏れ込みの兆候が収まった要因は、復水器細管の穴あき箇所に海水中の異物が入りこみ、穴がふさがれたものと推定しております。
なお、今回、原因の特定には至らなかったことから、不具合が再発する可能性があるため、再度海水漏れ込みの兆候があった場合でも、迅速に対応できるよう監視強化に努めてまいります。
伊達発電所1号機の復旧に伴い、本日(9月24日)の当社ピーク時供給力は477万kW、供給予備力は72万kWとなります。
安定供給に万全を期してまいりますが、発電設備や北本連系設備の計画外停止が発生した場合には、厳しい需給状況になる可能性がありますので、お客さまにおかれましては、無理のない範囲での節電にご協力をお願いいたします。
- ※1タービンで使用した蒸気を海水により冷却する熱交換器のこと。
- ※2復水器内部へ海水が漏れ込むと、ボイラーやタービンを循環する水に海水が混ざり、導電率が上昇することから、これにより海水の漏れ込みを判断する。
<本日(9月24日)の需給状況)>
(単位:万kW)
変更後 | 変更前 | |
---|---|---|
ピーク時供給力 | 477 | 459 |
予想最大電力 | 405 | 405 |
供給予備力 | 72 | 54 |
【添付資料】
- PDFファイルを開きます。伊達発電所1号機 復水器の概要図 [PDF:22KB]
本文ここまで。
ここからカテゴリ内メニューです。
カテゴリ内メニューここまで。