伊達発電所2号機の復旧について(最終報) |
2014年7月12日
伊達発電所2号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)は、復水器※1への海水の漏れ込みの兆候※2を確認したことから、7月11日11時22分より上限出力を17.5万kWに抑制して点検作業を開始しました。
点検結果にもよりますが、復旧は明日(7月12日)となる見込みです。
伊達発電所2号機については、復水器の細管1本に海水の漏れ込み箇所を確認したため、これを施栓※3することにより補修を完了し、本日9時48分に復旧しました
伊達発電所2号機の復旧に伴い、本日の当社ピーク時供給力は505万kW、供給予備力は135万kWとなります。
お客さまには、今夏の節電にご協力いただき厚くお礼申し上げます。
当面の電力需給は、安定供給に必要な供給予備力を確保できると考えておりますが、発電設備のさらなる計画外停止や北本連系設備の停止が発生した場合には、厳しい状況になることも想定されます。
引き続き、無理のない範囲での節電にご協力をお願いいたします。
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※1
タービンで使用した蒸気を海水により冷却する熱交換器のこと。
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※2
復水器内部へ海水が漏れ込むと、ボイラーやタービンを循環する水に海水が混ざり、導電率が上昇することから、 これにより海水の漏れ込みを判断する。
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※3
復水器細管の両端に金属の栓をすることにより、海水の漏れ込みを防止するもの。
<本日(7月12日)の需給状況>
(単位:万kW)
変更後 | 変更前 | |
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ピーク時供給力 | 505 | 490 |
予想最大電力 | 370 | 370 |
供給予備力 | 135 | 120 |
【添付資料】
伊達発電所2号機 復水器の概要図 [PDF:63KB]