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プレスリリース 2013年度

今冬における節電等のお願いについて

2013年11月1日

 当社は、積雪・寒冷な冬の北海道における電力供給を万全なものにするため、安全確保を大前提に1日も早い泊発電所の再稼働を目指しており、原子力規制委員会における新規制基準の適合審査への対応に全力を尽くしております。
 一方、現時点においては、泊発電所の再稼働時期を見通すことができないことから、再稼働が見込めなくなった場合を想定した今冬の需給見通しを取りまとめ、10月1日に経済産業省に報告いたしました。
 この見通しの取りまとめにあたっては、緊急設置電源の継続設置、火力発電所の増出力運転、自家用発電設備等をお持ちのお客さまからの電力購入など、当社としてできる限りの需給対策を織り込みました。

 その後、国の電力需給検証小委員会における検証の結果、最も厳しい需給状況となる2月の供給予備力は約2万kW増の41万kW、供給予備率は 0.3%増の7.2%となり、電力の安定供給に最低限必要な供給予備率3%は確保できる見通しとなりました。

 しかしながら、同小委員会では、北海道は、他電力からの電力融通に制約があること、発電所1機の計画外停止が供給予備率に与える影響が大きいこと(当社の代表的な35万kW級火力発電所が計画外停止すると供給予備率は3%を下回る状況)、厳寒であり、万が一の電力需給のひっ迫が、北海道民の生命、安全を脅かす可能性があること等を踏まえ、特別な需給対策を講ずる必要があると判断されました。

 これを受け、本日、国の電力需給に関する検討会合において、計画停電などを回避するための多重的な需給対策がまとめられました。
 お客さまには、大変なご不便とご迷惑をおかけいたしますが、今冬に備えるために2010年度と比較して6%以上の節電へのご協力をお願いいたします。
 また、計画停電回避緊急調整プログラムの23万kW以上の確保が必要であり、あわせてお客さまのご協力をお願いいたします。

 当社は、今後も、供給力の確保に向けて、設備保全やパトロール強化に努めるとともに需給調整契約の拡大など、可能な限りの需給対策に取り組んでまいります。

※ 供給力に風力発電分を新たに織り込むことになったもの

<節電について>

  • お客さまには、昨冬に引き続き、次の期間・時間帯について2010年度と比較して6%以上の節電へのご協力をお願いいたします。
期間 時間帯
12月9日(月)から3月7日(金)の平日
(12月30日から1月3日を除く)
16時から21時
  • 上記の期間・時間帯を除く12月2日(月)から3月31日(月)の平日における8時から21時についても、数値目標は設けられておりませんが、無理のない形での確実な節電をお願いいたします。
     (12月9日から3月7日の平日における8時から16時についても、同様にお願いいたします)
  • また、冬季の北海道は、夜間も電力需要が高い水準にあるため、12月2日から3月31日の平日における8時から21時以外の時間帯についても、可能な範囲での節電をお願いいたします。

※ 12月30日から1月3日を除く

<計画停電回避緊急調整プログラムについて>

  • 大口のお客さまには、昨冬に引き続き、「計画停電回避緊急調整プログラム」へのご加入をお願いいたします。
    (23万kW以上の確保を目標に、国や北海道と連携してお願いしてまいります)

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