朱鞠内発電所の認可出力の変更について |
2013年9月10日
当社は、低炭素社会の実現に向けた取り組みの一つとして、未利用水力エネルギーを有効活用した朱鞠内発電所(発電所認可出力:880kW)の建設を進め、2012年2月に着工し、2012年9月から試運転を開始しておりましたが、2013年3月15日、営業運転を開始しましたのでお知らせいたします。
朱鞠内発電所における年間の発電電力量は、約70万kWhとなる見込みであり、これにより、年間約230トンのCO2排出削減が可能となる見通しです。
朱鞠内発電所については、試運転中の運転性能試験において、当初計画に対して最大使用水量が4.20m3/sから4.36m3/sに増加することを確認できたことから、発電所認可出力の変更に向けて関係官庁と協議を進めてまいりました。
このたび、最大使用水量の変更に関する河川管理者の許可を得られたことから、本日、電気事業法第9条第2項※の規定に基づき、電気工作物の変更を北海道経済産業局に届出いたしました。
これにより、朱鞠内発電所の新たな認可出力は1,120kWとなります。
出力変更により、当初計画に比べ、発電電力量は年間約5万kWh増加し、CO2排出量は年間約30トン削減できる見通しです。
当社は引き続き、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取り組みなどを通じて、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
※ 電気事業者は許可事項に変更があったとき、又は発電用のものにあっては設置場所、原動力の種類、周波数および出力の変更をしたときは、遅滞なく、その旨を経済産業大臣に届け出なければならない。
【添付資料】
朱鞠内発電所の概要 [PDF:239KB]