今夏の電力需給見通しについて |
2013年4月9日
当社は、電力需給を万全なものとするため、安全確保を大前提に1日も早い泊発電所の再稼働を目指してまいりました。
しかしながら、泊発電所の再稼働が叶わず、その結果、昨年度の夏季、冬季ともに、お客さまに数値目標つきの節電をお願いすることとなり、大変なご不便とご迷惑をおかけいたしました。
お客さまのご協力につきまして、あらためてお礼申し上げます。
現時点においても泊発電所の再稼働時期が見通せない中、今般、再稼働ができないと想定した今夏の電力需給見通しをとりまとめましたので、お知らせいたします。
今夏の最大電力については、2010年度並の厳しい気象条件を前提に、昨夏から継続している定着した節電効果などを見込み、474万kWと想定いたしました。
供給力面では、今冬に引き続き、緊急設置電源の継続設置、自家発電設備をお持ちのお客さまからの電力購入、火力発電所の増出力運転に取り組んでまいります。
一方、冬場に酷使してきた火力発電所については、今後の安定運転のため、定期点検や必要な補修を可能な限り行う必要がありますが、作業日数の最大限の短縮化を図ってまいります。
この結果、泊発電所の再稼働ができない場合、今夏は8月で524万kWの供給力を確保し、供給予備力は50万kW(供給予備率10.5%)程度を確保できる見通しです。
しかしながら、ベース電源である泊発電所の再稼働が不透明な中、火力発電設備については引き続き高稼働となることを想定しており、今後も計画外停止の発生が懸念されます。このため、発電設備の日常的な保守・点検体制の強化、可能な限りの設備保全、需給調整契約による対応への準備に取り組んでまいります。
なお、本日、電気事業法第106条第3項の規定による報告徴収の指示に基づき、今夏の需給見通しについて経済産業省に報告しておりますので、あわせてお知らせいたします。
【添付資料】
今夏の電力需給見通しについて [PDF:230KB]
報告徴収内容について [PDF:119KB]