当社高見発電所2号機の設備不良について(第1報) |
2012年7月5日
当社高見発電所2号機(所在地:日高郡新ひだか町、定格出力:10万kW、揚水式発電)につきましては、運転待機中でしたが、励磁装置※系の設備の不具合により、本日14時03分から稼動できない状況となりました。
現在、原因を調査中ですが、不具合の状況によっては、復旧に時間を要することも考えられます。
明日の電力需給は、既に20万kWを卸電力取引所から調達しているため、安定供給に必要な供給予備力を確保できると考えており、直ちに供給に支障がある状況ではありません。
しかしながら、現在、伊達発電所1号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)が停止していること、また、苫小牧発電所1号機(所在地:苫小牧市、定格出力:25万kW、使用燃料:重原油・天然ガス)の出力を抑制していることもあり、当社の発電設備によるピーク時供給予備力は21万kWであり、高見発電所2号機の復旧に長期間を要することになった場合には、さらに電力需給が厳しくなる可能性があります。また、発電設備のさらなる計画外停止や北本連系設備が停止した場合には、極めて厳しい状況になることも想定されます。
今後、卸電力取引所からの電力調達、他電力からの電力融通協議を行なうなど供給力対策を進めてまいります。
お客さまにおかれましては、引き続き節電への取り組みにつきましてご協力をお願いいたします。
需給状況に大きな変化があった際には、速やかにお知らせしてまいります。
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※
励磁装置:発電機の中に電磁石を作るため、電気を供給する装置
<明日(7月6日)の需給状況>
(単位:万kW)
ピーク時供給力 | 453 |
予想最大電力 | 412 |
供給予備力 | 41 |
【添付資料】
高見発電所2号機 励磁装置系の概略図 [PDF:121KB]