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プレスリリース 2011年度

泊発電所1号機の安全性に関する総合評価(一次評価)に係る報告書の提出について

2011年12月7日

 7月22日、原子力安全・保安院より「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合評価の実施について(指示)」を受領しました。

 本指示は、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価に関する評価手法及び実施計画」に基づき、当社が発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価を行い、その結果について原子力安全・保安院に対して報告することを求めるものです。

 これは、7月6日に原子力安全委員長から経済産業大臣に対し、既設の発電用原子炉施設について設計上の想定を超える外部事象に対する頑健性に関して、総合的に評価を行うことが要請され、これを受けて、原子力安全・保安院が総合的評価に関する評価手法および実施計画を策定し、7月21日、原子力安全委員会の了承を得たことから、本指示文書が出されたものです。

 当社は、今後、泊発電所各号機の状況に応じた評価を行い、原子力安全・保安院に報告します。

(平成23年7月22日お知らせ済み)

 当社は、上記指示に基づき、泊発電所1号機の安全性に関する総合評価(いわゆるストレステスト)の一次評価について、その結果を取りまとめ、本日、原子力安全・保安院に報告しました。

 一次評価として、地震、津波、全交流電源喪失、最終ヒートシンク(最終的な熱の逃し場)の喪失※1などの各項目についてクリフエッジ※2を評価した結果、想定を超える地震や津波が発生した場合においても、これまで実施してきた緊急安全対策が有効に機能することや、泊発電所1号機の安全上重要な施設・機器等が十分な安全裕度を有していることを確認しました。

 今後は、緊急安全対策に加え、中長期対策等を確実に実施していくとともに、福島第一原子力発電所に係る新たな知見等への適切な対応を行っていくことにより更なる安全性の向上を図るなど、地元をはじめ道民の皆さまに安心・信頼をいただけるよう取り組んでまいります。

  • ※1

    最終ヒートシンク(最終的な熱の逃し場)の喪失
    原子炉および使用済燃料ピットの燃料から生じる熱を最終的に海へ放出する手段を失うこと。

  • ※2

    クリフエッジ
    クリフエッジとは、断崖の先端の意味で、状況が大きく変わる限界のこと。
    例えば津波では、想定する津波の高さを徐々に上げていったときに、ある高さ以上になると安全上重要な施設・機器等の機能喪失が生じ、燃料の重大な損傷に至ってしまう。この津波の高さをクリフエッジという。

■泊発電所1号機の一次評価結果(クリフエッジ)概要
  クリフエッジ
評価の指標
緊急安全対策前
下段:クリフエッジに至る原因
緊急安全対策後
下段:クリフエッジに至る原因
地震
(津波との重畳も同じ)*1
基準地震動Ss
(550Gal)との比較
原子炉 1.86倍
(1,023Gal相当)
分電盤故障
同左
使用済燃料ピット 2倍(1,100Gal相当)
使用済燃料ピット損傷
津波
(地震との重畳も同じ)*1
津波高さ
(海抜:m)
原子炉 10.3m
海水ポンプ他故障
15.0m
分電盤他故障
使用済燃料ピット 31.0m
代替給水用機材損傷
全交流電源喪失 外部からの支援がない条件で、燃料を冷却できる時間 原子炉 約5時間後
蓄電池枯渇
約20日後*2
代替給電および代替給水用燃料(軽油)枯渇
使用済燃料ピット 約27時間後(停止中)*3
使用済燃料ピット水位低下
最終ヒートシンク喪失 原子炉 約4.7日後
蒸気発生器給水用水源枯渇
約142日後*2
代替給水用燃料(軽油)枯渇
使用済燃料ピット 約27時間後(停止中)*3
使用済燃料ピット水位低下
  • ストレステストは一定の仮定に基づき保守的に評価しており、安全裕度を超えたとしても直ちに燃料の健全性が損なわれるものではありません。

  • シビアアクシデントマネジメントについては、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ泊発電所で実施した安全対策を含め、これまで整備した対策が多重防護の観点から有効であることを確認しました。

  • *1:

    地震が発生した際に、津波が重畳しても、評価結果は変わらないことを確認。

  • *2:

    外部からの支援なしとした評価結果。外部からの支援を期待するに十分な時間余裕であり、実運用上は更に余裕がある。

  • *3:

    原子炉を停止し、原子炉から全ての燃料を使用済燃料ピットに取り出した後の評価結果。原子炉運転中は、発熱量の大きい燃料が無く、更に余裕がある。

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