「緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の再調査結果等について(報告)」の提出について |
2011年11月17日
平成23年10月26日、原子力安全・保安院より「緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の再調査について(指示)」を受領しました。
指示文書の内容は以下のとおりです。
【原子力安全・保安院からの指示内容】
原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、平成23年9月15日付け「緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の調査等について(指示)」(平成23・09・14原院第5号)をもって、当院に対して提出した報告の内容について誤りの有無の調査等を指示しました。
これに対して、貴社から、当院に対して、緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の調査等の結果について報告がありました。
当院は、当該報告について内容の確認および評価を行っているところですが、これまでに確認した範囲において、調査結果報告書に記載された調査体制及び方法による十分な調査等が行われているとは認められない部分がありました。
このため、改めて、貴社の調査結果報告書に記載された調査体制及び方法による徹底した調査等を実施し、その結果について、当院に対して、報告することを求めます。
当社は、今後上記指示に基づき、緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の再調査を行い、その結果について原子力安全・保安院に報告します。
当社は、上記指示に基づき、緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の再調査結果について、本日、原子力安全・保安院に報告しました。
再調査の指示を踏まえて徹底した調査を行った結果、前回報告(平成23年9月28日)以外の誤りは確認されませんでした。
- 原子力安全・保安院からの指摘事項と当社の取組方針
原子力安全・保安院からの再調査等の指示の根拠として、「泊発電所における緊急安全対策について(実施状況報告書)(補正版)」(平成23年5月2日補正)に対して指摘を受けた3件の指摘事項およびそれらを踏まえた当社の取組方針は以下のとおりです。- (1)指摘事項
- a.移動発電機車(予備)の発電機容量に関し、当社作成の資料との照合以外の確認は行われていない。
- b.移動発電機車の燃料消費量に関し、メーカ作成資料との照合以外の確認は行われていない。
- c.泊1号の直流電源容量に関し、メーカ作成資料との照合以外の確認は行われていない。
- (2)当社の取組方針
再調査では、記載の根拠となる信頼性のある資料をあらかじめ明確化し、対象報告書の報告内容の妥当性を判断する上で必要な事項について、これらとの照合により報告書の誤りの有無を確認します。確認に当たっては、当社作成資料あるいはメーカ作成資料の根拠となる資料に遡って照合致します。
- (1)指摘事項
- 報告書における誤りの有無の再調査
- (1)対象報告書
国からの指示文書に基づき、当社が報告した以下の報告書を対象としました。
- a.「泊発電所における緊急安全対策について(実施状況報告書)(補正版)」(平成23年5月2日補正)
- b.「泊発電所の外部電源の信頼性確保に係る報告書」(平成23年5月16日提出)
- c.「平成23年福島第一原子力発電所事故を踏まえたシビアアクシデントへの対応に関する措置に係る実施状況報告書」(平成23年6月14日提出)
- d.「泊発電所の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策について(報告)」(平成23年7月7日提出)
- (2)再調査の方法
各報告書の報告内容の妥当性を判断するうえで必要な事項について、記載の根拠となる信頼性のある資料との照合により誤りの有無を確認しました。
担当箇所では、担当者と確認者によるダブルチェックを行い、品質保証部門が実施プロセスの適切性を確認しました。 - (3)再調査結果
再調査の指示を踏まえて、記載の根拠となる信頼性のある資料との照合等徹底した調査を行った結果、前回の調査(平成23年9月28日報告済み)において確認された「泊発電所における緊急安全対策について(実施状況報告書)(補正版)」における誤り以外に新たな誤りは確認されませんでした。
- (1)対象報告書