泊発電所2号機 定期検査作業における傷病者の発生について |
2011年10月4日
泊発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力57万9千kW)は、平成23年8月26日から第16回定期検査を実施しております。10月3日23時42分頃、原子炉格納容器内3階管理区域において、換気空調設備の点検作業を行っていた作業員1名が負傷したことから、10月4日0時01分頃、救急車を要請し岩内町内の病院へ搬送しました。
当該作業者は、原子炉格納容器排気系統※1の原子炉格納容器内側隔離弁※2点検のため、弁をダクトから取り外し床面へ吊り降ろす作業中に、吊っていた弁が大きく揺れ、弁の一部と電線接続箱の間に右腕を挟まれ受傷しました。
右腕に3cm程度の傷が3箇所あり出血が見られました。
病院における診察の結果、骨折はなく、傷3箇所の縫合を行いました。入院のうえ、2、3日は様子を見ることが必要とされました。
今回の事象による外部への放射能の影響はありません。
本件については、泊発電所に関する通報連絡及び公表基準に基づき北海道及び地元4カ町村に連絡済です。
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※1
原子炉格納容器排気系統
定期検査時に原子炉格納容器内の換気のために空気を排出する系統 -
※2
原子炉格納容器内側隔離弁
原子炉格納容器内の空気が外部に漏出するのを防ぐ弁
【添付資料】
泊発電所2号機 3階配置図 [PDF:68KB]
負傷時の作業状況 [PDF:120KB]
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