平成20年10月開催のプルサーマル計画に関する公開シンポジウムにかかる調査状況等について |
2011年8月29日
当社内で参加要請ならびに推進意見を述べて欲しい旨を依頼した文書がメールにて発送されたことについて、ご批判をいただいていることに対し重く受け止め、深くお詫び申し上げます。
これまでの調査状況および今後の対応については、以下のとおりです。
当該メールの原子力事務所内21課からその所属員への転送に関する履歴確認、泊原子力事務所渉外課所属員への聞き取り、シンポジウム開催当時の発電本部長、泊原子力事務所長への聞き取りなどを行いました。
現時点では、メール作成の指示、出席や推進意見を述べる要請の具体的な指示は確認できておりません。
今後は、引き続きシンポジウムへの出席やアンケートへの記載の有無などの聞き取り等を継続して実施していきます。
今後の調査についての透明性や公正性を確保するために、社外有識者により構成される第三者委員会を早期に設置することといたしました。第三者委員会では、組織的な関与があったか、同時期に開催されたシンポジウムなどで同様の事案がないか、出席者が意見を述べたのか否か、結果的に判断を歪めることに繋がったのかなどを調査することとしております。現在、委員の人選中であり、決定次第、活動に入ります。
泊発電所3号機のプルサーマルで使用するウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)については、近々加工を開始する予定でしたが、第三者委員会の調査結果が出るまでは加工に着手しないことといたしました。
引き続き、当社は、全容の解明に全力を挙げて取り組むとともに、信頼の回復に努めてまいります。