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プレスリリース 2010年度

2011年度供給計画の概要

2011年3月30日

1.電力需要の見通し

【販売電力量】

 2011年度の販売電力量は、電化機器の普及がある一方、前年春先の低気温および夏季の高気温による冷暖房需要増の反動などにより、対前年伸び率0.3%(気象(※1)・うるう年補正後0.9%)の326億kWhと想定しています。

 中長期的には、人口減少や省エネルギーの進展の影響が見込まれるものの、ヒートポンプ機器を中心とした電化の普及に加え、生産水準の回復および設備投資の増加などによる業務用・産業用需要の増加などにより、販売電力量は、堅調な伸び(2009~2020年度の年平均伸び率1.0%(気象・うるう年補正後))を想定しています。

 2011年度の最大電力は、対前年伸び率3.4%(気象補正後0.9%)の547万kW(送電端(※2)最大3日平均電力)と想定しています。中長期的には、2009~2020年度の年平均伸び率1.1%(気象補正後)と販売電力量とほぼ同等の伸びになるものと想定しています。

  1. (※1)気象補正:電力需要は、気温などの気象の影響を受けるため、気象条件を平年ベースに換算し、販売電力量または最大電力を求めること
  2. (※2)送電端:発電端(発電所で発電した電力(電力量))から発電所内での使用分を差し引いた電力(電力量)

表1:電力需要想定

2.設備計画

【電源計画】

 2011年度における電源の工事計画は、表2のとおりです。今後も堅調な増加が想定される電力需要に対応するとともに燃料種の多様化を図り、将来的な電力の安定供給を確実なものとするため、平成30(2018)年代前半を目途に、LNG火力発電所(初号機50万kW級、コンバインドサイクル発電方式(※3))を導入することとしました。
 ピーク供給力として優れた運用特性を有する純揚水の京極発電所2号機(20万kW)については、当初の計画を前倒しし、2015年12月の運転開始を目指します。

  1. (※3)天然ガスを燃焼器で燃焼させ、発生した燃焼ガスでガスタービンを回転させ発電するとともに、ガスタービンからの高温の排ガスにより排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、蒸気タービンでも発電する発電方式

表2:工事計画

 年度末電源設備および発電電力量は下図のような構成になります。泊発電所3号機運転開始に伴い、電源設備は特定の電源種別に偏ることなく、燃料情勢の変化にも柔軟に対応できる構成となっています。
 また、総発電電力量に占める非化石電源による発電電力量の比率は、50%を超えて推移する見通しです。

グラフ1:年度末電源設備、グラフ2:発電電力量

 電力需要想定および電源開発計画に基づく最大電力発生時(12月)の電力需給バランスは下表のとおりであり、泊発電所3号機の営業運転開始により、当面、高い供給予備率が続きますが、後年度にかけて減少していきます。

表3:電力需給バランス(12月)

【電力流通設備計画】

 2011年度における主要な送電設備、変電設備の工事計画は、下表のとおりです。

表4:主要送電設備工事計画

表5:主要変電設備工事計画

(参考)設備投資額の内容(当社単独)

【添付資料】

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