ベトナム国ラムドン省での水力発電CDMプロジェクトに対する日本政府承認の取得について |
2010年11月1日
当社は、ベトナム国ラムドン省での「ダックミー水力発電プロジェクト」について、クリーン開発メカニズム(CDM)(注)化に必要な手続きを進めていましたが、日本政府より、本年10月12日付けでCDMプロジェクトの実施について承認を受け、本日、その通知を得ました。
本プロジェクトは、ベトナム国の主要都市ホーチミン市の北東約250kmに位置するダックミー川において、現地企業であるダックミーハイドロエレクトリック社が再生可能エネルギー電源である水力発電所(出力:4,000kW)を建設し、運転するものです。これにより、同国にある火力発電所の稼動を抑制し、年間約1万トン程度のCO2排出量を削減できる見込みです。
当社は、CO2クレジットの取得に向け、本プロジェクトのCDM化に向けた手続きや支援を行っており、今後は、ベトナム政府の承認を得た後、国連CDM理事会での登録に向けた手続きを進めていきます。
当社は、引き続き、泊発電所の安全・安定運転を柱として電源の低炭素化に努めるとともに、高効率給湯機エコキュートなどのヒートポンプ機器の普及拡大や京都メカニズムの活用など、様々な取り組みを通じ、地球温暖化の防止に貢献していきます。
-
(注)
クリーン開発メカニズム(CDM)
先進国が開発途上国において温室効果ガスの排出削減等につながる事業を実施し、その事業により生じる削減量を先進国が排出枠として獲得し、先進国の削減目標達成に利用することができる制度
【添付資料】
プロジェクトの概要 [PDF:169KB]