新型電子式メーターによる実証試験の開始について |
2010年4月16日
当社は、お客さまサービスの向上と業務運営の効率化を目指し、通信機能付の新型電子式メーターの導入に向け、実証試験を開始することといたしました。
本試験では、お客さまのご家庭に設置している電力メーターを、新型電子式メーターに交換し、通信媒体を利用して、遠隔での検針を実施いたします。
具体的には、山間部や都市部など、環境の異なる地域に新型電子式メーターを設置し、それぞれの地域や環境に合わせた検針データの収集方法や業務への効果と適用範囲などについて検証するものです。
新型電子式メーターが導入されると、現在、電気のご使用場所に出向いて実施してきた検針作業等が、遠隔で実施可能となることに加え、30分単位の計量値やメーターの通電状況が確認できるようになります。これにより、検針時のお客さま敷地内への立ち入りを回避できることや、停電の際に原因箇所の特定が容易になるなど、お客さまサービスの向上とともに、毎月の検針業務の簡素化など、業務運営の効率化も期待できます。
また、将来的には、お客さまに詳細な電気使用量をお知らせすることにより、お客さまによる効率的なエネルギー利用が可能となり、低炭素社会の実現にもつながるものと考えております。
今年度は導入に向けた諸課題を整理し、2011年度より当社管内のお客さま(約600戸)を対象として実証試験を開始し、その結果を踏まえ、本格導入の可能性を検討してまいります。
【添付資料】
「実証試験の概要とスケジュール」および「導入イメージ図」 [PDF:70KB]