泊発電所3号機におけるウラン・プルトニウム混合酸化物燃料の使用等に係る原子炉設置変更許可申請の補正書の提出について |
2010年3月19日
当社は本日、2009年3月9日に経済産業省へ提出した「泊発電所3号機におけるウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(以下「MOX燃料」という。)の使用等に係る原子炉設置変更許可申請」を一部補正する「補正書」を同省に提出しました。
主な補正内容は以下のとおりです。
- わかりやすさの観点からの記載内容の明確化
- MOX燃料使用の代表的なケースとして、ウラン燃料の平衡炉心*1に至った後にMOX燃料を装荷する場合に加え、平衡炉心に至る前にMOX燃料を装荷する場合の燃料集合体配置図を記載
- 燃料取替用水ピットのほう素濃度制限値*2について、MOX燃料装荷後の値に加え、MOX燃料装荷前の値を記載
- データの更新
- 人事異動等による技術者数の変更や泊発電所3号機の運転開始に伴う社内組織の変更等
今後、本日提出した補正書も含め、引き続き経済産業省において審査が行われる予定です。
プルサーマル計画については今後とも、可能な限り早期に導入することを目指して取り組んでまいります。
なお、提出した補正書については、当社本店1階「原子力ふれあいコーナー」および原子力PRセンター(とまりん館)「原子力情報公開コーナー」でご覧いただけます。
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*1:
平衡炉心
泊3号機の初装荷炉心には、出力分布の平坦化のため、ウラン濃縮度が(1)約1.6wt%(2)約3.5wt%(3)約4.4wt%の3種のウラン燃料を装荷している。今後、定期検査ごとに約4.8wt%濃縮度の燃料と交換していく予定。ウラン燃料の平衡炉心とは、炉心がすべて約4.8wt%濃縮度の燃料に置き換わった状態の炉心のこと。 -
*2:
燃料取替用水ピットのほう素濃度制限値
燃料取替用水ピットに貯蔵しているほう酸水は非常用炉心冷却設備の水源や燃料交換時の水張りに使用する。MOX燃料の影響でほう素の効きが低下するため、濃度を高める。
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