泊発電所1号機の定期検査開始 |
2008年7月30日
泊発電所1号機は、平成20年8月4日より平成21年1月上旬にかけ、第15回定期検査を実施します。
- 定期検査のための予定停止期間
平成20年8月4日から130日間程度 - 定期検査を実施する主な設備
- (1) 原子炉本体
- (2) 原子炉冷却系統設備
- (3) 計測制御系統設備
- (4) 燃料設備
- (5) 放射線管理設備
- (6) 廃棄設備
- (7) 原子炉格納施設
- (8) 非常用予備発電装置
- (9) 蒸気タービン
- 定期検査期間中に実施する国からの指示による検査等
- (1) 加圧器逃がし弁管台等溶接部のひび割れに係る検査
国内加圧水型(PWR)プラントにおいて、加圧器逃がし弁用の管台溶接部等に、応力腐食割れが発生した事例に鑑み、経済産業省原子力安全・保安院より指示があり、原子炉容器の溶接箇所等について非破壊検査を実施します。
※ 泊発電所では、平成16年以降の定期検査において毎回実施。 - (2) 蒸気発生器管台溶接部の内表面の点検
国内加圧水型(PWR)プラントにおいて、蒸気発生器1次冷却材入口管台溶接部にき裂が認められた事例に鑑み、経済産業省原子力安全・保安院より指示があり、蒸気発生器1次冷却材出口管台溶接部の内表面の点検を実施します。
- (1) 加圧器逃がし弁管台等溶接部のひび割れに係る検査
- その他
- (1) 高燃焼度燃料の装荷
1号機の使用済燃料の発生量低減を図るため、高燃焼度燃料を装荷します。 - (2) 制御棒クラスタの増設及び原子炉容器上部ふた取替工事
高燃焼度燃料の装荷に伴い、制御棒クラスタの増設及び原子炉容器上部ふたの取替を行います。 - (3) 蒸気発生器1次冷却材入口配管及び入口管台溶接部取替工事
泊発電所2号機において確認された、蒸気発生器1次冷却材入口管台溶接部での1次冷却材環境下における応力腐食割れを踏まえ、蒸気発生器1次冷却材入口配管及び入口管台溶接部の取替を行います。
(4.(3)は平成20年7月14日お知らせ済) - (4) 余剰抽出配管取替工事
配管の信頼性向上を図る観点から、余剰抽出ラインの配管取替を行います。 - (5) 加圧器上部配管及び管台溶接部取替工事
配管及び管台溶接部の信頼性向上を図る観点から、加圧器上部配管及び管台溶接部の取替を行います。
- (1) 高燃焼度燃料の装荷
- 燃料集合体の取替え
燃料集合体121体のうち40体程度を新燃料集合体に取替える予定です。
なお、定期検査以外の工事として、耐震設計審査指針改訂の趣旨を踏まえ、泊発電所1,2号機の更なる耐震安全性の向上に努める観点から、自主的に2号機で実施していた以下の耐震裕度向上工事を引き続き1号機でも行います。
- 配管支持構造物の改造工事
- 取水構造物周辺地盤改良工事
【添付資料】
配管等取替箇所概略図 [PDF:72KB]
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