伊達発電所燃料輸送パイプラインに関する変更許可および改善工事の実施について |
2007年8月21日
伊達発電所燃料輸送パイプラインの改善工事につきましては、平成19年7月23日、消防法に基づく変更許可申請(※)を行いましたが、本日、北海道より変更許可をいただきましたので、お知らせいたします。
許可に基づき実施する漏えい検知口設置工事等のパイプライン改善工事の概要は次のとおりです。
今後は12月中のパイプライン運転開始を目指し、安全第一に工事を進めてまいります。
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(※)
漏えい検知口設置工事に係る移送取扱所変更許可申請(消防法第11条)
伊達発電所燃料輸送パイプライン改善工事の概要
- 漏えい検知口設置工事の概要
(1) 工事目的
改善計画書に基づき、パイプラインの保安装置である4種類の漏えい検知装置( ※)のうち、微少漏油検知装置に代えて、安全で確実に検知が可能な方法として「漏えい検知口」を設置する。(※)4種類の漏えい検知装置
- [1] 微少漏油検知装置(漏油検知センサーにより漏えいを検知)
- [2] 流量比較装置(送油中、送油流量と到着流 量を比較して漏えいを検知)
- [3] 圧力パターン検知装置(送油中、標準圧力との違いにより漏えいを検知)
- [4] 加温流体漏えい検知装置(送油停止時、パイプライン両端の緊急しゃ断弁を閉止し、一定圧力を保持している時の循環流量差により漏えいを検知)
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(2) 漏えい検知口設置数
室蘭市陣屋町(室蘭送油所)から伊達市長和町(伊達発電所)まで全長約26kmに亘るパイプラインに沿って、約100m間隔で合計 298個の漏えい検知口を設置する。 -
(3) 構造
漏えい検知口の構造設計にあたっては、重油の漏えいを確実に検知できること、点検が容易に行えることの他、施工性、保守性等 を考慮して詳細検討を行った。(添付資料漏えい検知口構造図参照) -
(4) 工事期間(予定)
平成19年8月22日~平成19年12月中
- 関連工事
パイプライン改善工事では、漏えい検知口設置工事の他、以下の関連工事についても合わせて実施する。
[変更許可申請対象工事]
微少漏油検知装置制御回路撤去工事、燃料輸送設備配管修繕工事、通信ケーブル修繕工事[軽微変更届出対象工事]
温度計修繕工事、電気防食修繕工事
- パイプラインルート図
パイプラインルート図 [PDF:245KB]
- 添付資料
漏えい検知口構造図[PDF:165KB]