風にうくもの~凧(たこ)があがるのはどうして?~
- はじめに
- 凧は英語で「kite(カイト)」といいます。凧は昔からあるおもちゃでお正月の遊びとして人気があります。凧は空気の力を受けて飛びます。凧の仲間にはカイトプレーンのようにプロペラをつけて自由に飛ぶものやハンググライダーのように人が乗ってそうじゅうしながら飛ぶものがあります。簡単(かんたん)な実験をして凧があがるしくみを考え、凧やミニハンググライダーを作ってみましょう。

実験1 凧があがるしくみを調べよう。
- 準備するもの
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図のようなスチロール板に風を当てるとどうなるでしょう。
製作1 紙を折って簡単な凧を作ろう。
- 準備するもの
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- 半紙
- たこ糸
- 竹ひご
- はさみ
- 鉛筆(えんぴつ)
- スティックのり
- ポリエチレンテープ
- セロハンテープ
- 定規(じょうぎ)
作り方
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(1)半紙を図のようにおる。

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(2)おり返す。(対角線をかく)

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(5)うら返して、もどす。

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(6)線を書いており、内がわをのりづけする。

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(7)うらがわに竹ひごを両面テープで取りつける。

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(8)糸を図のようにセロハンテープで取りつける。

- ◆凧はどうしてあがるのかな?
- 凧は、ちょうどよい風がふいているときによくあがります。あがっている凧は、風に対して図のようにかたむいていることが大切です。前にかたむいた凧に当たった空気は、ななめ下ににげます。この反作用で凧はななめ上におし上げられるのです。
製作2 ミニハンググライダーを作ろう。
- 準備するもの
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- ウィングシート
- 竹ひご(長さ25cm径3mm)1本
- おもり(ダブルクリップ)
- 竹ひご(長さ20cm径1.8mm)2本
- ストロー(長さ6cm径8mm)1本
- ストロー(長さ24cm径6mm)2本
- 千まい通し
- セロハンテープ
- 工作板
作り方
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(6)ダブルクリップのおもりをつけて完成!

- 凧とミニハンググライダーについての注意
- ●周りが開けた広い安全な場所で遊びましょう。
●電線のそばで遊ぶのは止めましょう。
●万一、電線などに引っかかった場合は自分で取らずに最寄(もより)の北海道電力の事業所に連絡(れんらく)しましょう。
●雨、あらし、かみなり、強風等、悪天候の中で遊ぶのは止めましょう。
●凧糸を手や首にまき付けないでください。