定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成26年11月)
日付 | 号機 | 内容 |
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4日 | - |
沖合モニタのデータ欠測について
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事象の概要
平成26年11月4日(火)12時10分に沖合モニタの以下の測定データについて、北海道原子力環境センター(以下、「環境センター」という。)へのデータの欠測が発生しました。
状況を確認したところ、伝送データの回線異常(無線を含む)による欠測が確認されたため、同日13時00分より環境センターへのテレメータ伝送を停止しました。〔欠測データ〕
- 沖合モニタ4点(0.5m、5m、10m、14m)の沖合水温
その後、本事象は11月12日(水)の復旧作業により14日(金)11時20分より環境センターへのテレメータ伝送を開始しました。
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推定原因と対策
沖合モニタの測定データは、海上に設置されている海水温度観測用ブイ(以下、「観測用ブイ」という。)から発電所に設置されている海水温度観測用ブイ基地局(以下、「基地局」という。)に正10分毎に無線により収集されています。
調査の結果、観測用ブイの内部機器のうち、テレメータ制御装置内の内部基板用電源ケーブルコネクタが外れていました。
電源ケーブルコネクタが外れていた原因は、11月2日から強風および波浪が高い状況であったことから、波浪により観測用ブイ本体に激しい振動が発生し、テレメータ制御装置内部に入れている除湿用のシリカゲルと電源ケーブルが接触を繰り返したことにより発生したものと推定しました。
この対策として、内部基板用電源ケーブルに接触しているシリカゲルを取り外してケーブルコネクタを復旧し、シリカゲルについては、ケーブルコネクタから離れた場所に外れないよう固縛して設置しました。
(参考)泊発電所からのデータ伝送について
泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線や沖合モニタでの海水温度などのデータをリアルタイムで環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道および当社のホームページでも公開しています。