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定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成19年9月)

モニタリングステーション・ポスト(EMS-1、EPO-1~7)および気象観測所データ伝送不良について

  1. 事象の概要

    平成19年9月27日(木)13時20分にモニタリングステーション・ポスト(EMS-1、EPO-1~7)および気象観測所(以下、「周辺モニタ」という。)の測定データについて、北海道原子力環境センター(以下、「環境センター」という。)へのデータ伝送不良が発生しました。
    その後、本事象は13時30分に復帰しました。
    伝送不良が発生したデータは、以下のとおりです。

    • 低線量率、高線量率、感雨(EMS-1)
    • 低線量率、高線量率(EPO-1~7)
    • 風向、風速、気温、湿度、降雨雪量、日射量、放射収支量(気象観測所)

    なお、データは各周辺モニタにおいて収集されていました。

  2. 原因

    原因の調査を行った結果、モニタリングポスト6(EPO-6)と気象観測所との間に布設されている電源ケーブル(地中埋設)が、付近で実施されていた土木工事におけるアンカー打ち込み作業により、損傷していました。
    この電源ケーブルの損傷により、損傷箇所を回避するための電源供給ルートの自動切替えが動作し、これに伴い周辺モニタの電源が1~2分間程度停電したため、親局でデータ収集が行えずデータ伝送不良が発生したものと判断しました。
    電源ケーブルを損傷させた要因としては、工事の実施に伴う所内関係箇所への埋設物の確認がルール化されておらず工事担当箇所の判断により行っていたため、工事担当箇所が土木工事の実施にあたり、所内関係箇所への埋設物の確認を怠ったためと考えられます。

  3. 対策

    対策として電源ケーブルの損傷箇所の補修を実施することとしました。
    また、埋設物(ケーブル、配管、等)に影響を与えるおそれのある工事(掘削、杭打ち、等)を実施する場合の関係箇所への事前確認および作業中における埋設物有無の確認について、ルール化を図ることとしました。

(参考)発電所からのデータ伝送について

泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線などのデータをリアルタイムで北海道原子力環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、北海道原子力環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道のホームページでも公開されています。